銀行の”肉食化”がとどまるところを知りません

 銀行に対する信頼が大きく揺らぎそうな気配です。銀行員だけは信用できるといまだに考えている従順な羊たち(預金者・投資家)に次々と襲いかかっている、そう感じることが多くなってきました。

  ゼロ金利下で稼げといわれ手数料ビジネスへ過度に注力しているのが原因かもしれませんね。私たちにとっては迷惑千万な話ですので、自らの身は自ら守るという気持ちを強く持つべきでしょう。

 狼(銀行)さんたちのターゲットは主に3つです。一つ目が地元のプチ資産家、二つ目が公務員や大手企業の退職者、三つ目が年金不安に煽られた若手サラリーマンです。

 まず最初のターゲットである資産家。昔からの大資産家の方々は用心深いので、プチ資産家が狙われるようですね。彼らに対し相続税がかかるかもしれないという恐怖感を植えつけ、相続対策・節税対策として生命保険やローンを組んでのマンション経営などを提案するようです。

 次に、退職金が数千万円入る人には「老後には1億円必要」と年金不安を煽ってます。退職者向け優遇金利定期預金というエサでおびき寄せ、最終的には外貨建て生命保険や毎月分配型などの劣悪な投資信託を勧めます。退職金が2000万円弱の私にすらお誘いがあったくらいですから相当の方が狙われていると思われますよ。銀行のあまりのお行儀の悪さに、最近、金融庁がお怒り気味のようですので少しおとなしくなるかもしれませんが。

 最後は20~30代の主に独身会社員がターゲットです。不動産業者と提携してワンルームマンションやアパート経営を勧めるというものですね。大都市であれば今や平日の夜や土日に毎週どこかの不動産会社や金融機関がセミナーを開催していて、結構盛況なのだそうです。

 話を聞く限りは、社会知識や金融知識が浅いことを逆手にとってあれこれと魅力的な話を聞かせ、ご丁寧に興味のある人には個別相談までやってくれるようですね。資産がほとんどない人に多額のローンを組ませてるスキームなので、これがもっとも悪質に思えますが、銀行が今一番力を入れている分野は賃貸アパマン向けの不動産融資とのことです(実際、すごい勢いで増加しています)。年収400万円の人に2億円近くの融資を行うなんて狂気の沙汰としか思えません。完全にバブルですね。これを肉食と呼ばずしてなんと呼びましょうか!

 いずれも、リタイアを目指す人にもリタイアした人にも致命的なミスになりかねないリスキーな話です。決して狼さんに狙われないに、もし狙われても早く逃げだすようにしなければなりません。

 日をあらためてもう少し詳しいことを書いてみたいと思います。