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確定拠出年金の悪口ばかり言ったので少しだけフォロー

年金

 冬休みに入ったためか、こんなに過疎なブログにも訪問して下さる方が多くなりました。ありがとうございます。どうやら「確定拠出年金」を検索してたどり着かれたようですね。参考になることが一つでもあれば望外の喜びです。

 今回は年内の最後の投稿になりますが、確定拠出年金について興味を持たれた方が多いようですので、あまり知られていない確定拠出年金のメリットを書いておきます。

 最大の強みは「法律に守られている」ことです。国民年金・厚生年金は法律ひとつで受給額が削減されてしまいます。将来的には、公的年金の給付水準は現在よりも20~30%カットになるだろうと言われています。

 企業年金であっても、制度変更や予定利率の見直しにより受給額が減額されることがあります。また、企業年金は企業とは別の組織ですが、企業自体に万一のことがあれば受給額への影響も避けられません。

 でも確定拠出年金は”自分のもの”ですから極端な話、国や企業が滅びようと影響を受けることはありません。これに勝るメリットはないでしょう(ただし、税制を変更することにより課税される可能性はありますし、革命や戦争のような極端な事が起きればどうなるかはわかりません)。

 不幸にも個人破産するようなことになっても、給与や資産は差し押さえられても、確定拠出年金は差し押さえられることはありません。また、盗難にあったり勝手に引き出されてしまうこともありません。そういう災難(?)からも「守られている」のです。

 さらに運用という観点から考えてもメリットがあります。運用している資産の配分を変更(リバランス)する時にも役立つ場合があります。通常、リバランスを行う場合、値上がりした資産を売却してその他の資産に再投資することになります。売却益には20.315%の税金がかかってしまいますのでその分再投資する原資が少なくなってしまいます。

 でも、もし確定拠出年金であれば、運用している資産が値上がりしていても売却益に税金がかかりません。この節税効果も見逃せないメリットといえます。

  そして最後のメリットとして少なくとも60歳までは引き出すことができないということを挙げておきます。通常、引き出せないことはデメリットとして紹介されていますが、私は逆にメリットととらえています。

 投資によって大きく資産を形成するためには通常20~30年の時間が必要になります。いつでも簡単に引き出せるような仕組みであればおそらく20~30年辛抱強く投資を続けることのできる人はほとんどいないでしょう。だから引き出せないことが、自分の弱い意志に対抗するための強力な武器になるのです。これを活かさない手はないでしょう。

 

 いずれにしても、確定拠出年金をいかに活用するかで老後の資金面の安心感が大きく異なってくることだけは間違いありません。まずはきちんとした入門書で正しい知識を身につけたうえで、金融機関のさまざまな罠にはまることなく、確定拠出年金を活用してただければと思います。

 

 お立ち寄りいただきたみなさまには心より御礼申し上げます。少し早いですが、みなさま、よいお年を!