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アーリーリタイアを検討するならまずは家族全員健康診断を受けましょう

健康

 リタイア後の生活を充実させるために一番大切なものは家族全員の健康です。リタイア後の最大のリスクは家族(特に世帯主)の病気・障害・介護だからです。

 いくらお金に余裕を持っていても、リタイアして収入がなくなったあとに長期にわたり治療費や介護費がかさむとあっという間に資金が底をついてしまいます。健康問題は本人にとっても家族にとって精神的に大きなストレスとなりますが、加えて資金面のストレスが重なるためリタイア生活を楽しむなんてことはできなくなってしまいます。最悪の場合、生活が破綻するリスクもゼロとはいいきれません。

 ですので、アーリーリタイアを検討するのであれば、まずは家族全員で毎年健康診断を受診し、健康に問題がないことを把握しておくことが大切です。リタイアを考える年頃(40歳以上?)になれば病気が見つからなくても、一つや二つ再検査や経過観察の項目が見つかるでしょう。治療すべきものは治療し生活習慣を見直すことで予防できることについてはきちんと予防し、大丈夫だと手ごたえを感じた後に、リタイア計画を具体化してください。

 私の場合、幸いなことに人間ドックや健康診断の結果は、医者が完璧と驚くほど良好でした。ただ、前立腺肥大だけは自覚症状がありましたので、通院し薬でコントロールしていました。ただ、主治医もセカンドオピニオンもあと10年はこのままでも健康上大きな問題はないだろうがいずれは手術が必要になるだろうという見解でしたので、退職前に入院し手術することにしました。

 いずれ手術が必要になるのなら、若い方がリスクが低く回復も早いだろうと考えたからです。また、私の会社では福利厚生で差額ベッド代に一部補助が出ましたし、健康保険組合からも高額医療費の付加給付が受けられることを知っていたので、退職前の方が金銭的にも負担が軽くなるということも考慮しました。

 「その程度の病気で入院して会社を休むのか」と嫌味の一つも言われましたが、近い将来退職する会社ですので昇給や昇格に影響が出ようが関係ありません。同僚に大きな迷惑だけはかけないようにして遠慮なく休ませていただきました。結果としてその判断は大正解でした。金銭的な負担が軽くなったことよりも、不安が一つ解消されQOLが大きく改善のです。これで安心して退職を決断することができました。


 万一、がんや長期入院が必要な病気が見つかってしまった場合でも、勤めていれば有給休暇を利用すれば収入が維持できますし、有給がなくなった後も傷病手当金が受給されます。会社に勤めている方が資金面で手厚いサポートを受けられるのですから、退職後ゆっくりと治療するのではなく退職前にきっちりと治療するという方向で考えた方がいいと思います。

 小さな病気、大きな病気に関係なく、健康問題というリスクは芽は小さいうちに摘みとってしまいましょう。