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なぜ年始には金融機関のイメージCMが多かったのか

雑感 資産運用

 正月は例年どおり出かけることなく、テレビで駅伝をはじめとするスポーツ番組ばかり見て過ごしました。(それにしてももう少し知的好奇心をくすぐるような番組を増やせないものでしょうか?)

 テレビを見ていて気になったのが、金融機関のイメージ広告の多さです。メガバンクを筆頭に大手証券、生命保険・・・それだけ広告費を使うくらいなら少しは利息を増やしたり手数料を下げられるだろうと言いたくなるほど垂れ流されてましたね。

 あのCMは退職を控えたサラリーマンや金銭的に余裕のあるリタイア世代をターゲットにしているのは明らかですね。どの金融機関も”頼れる専門家がいます””あなたに役立つ提案をします”というイメージを植え付けようと必死でした。でも、あれだけ延々と見られると辟易してしまいました。良いイメージを植え付けるという観点からは完全に逆効果ではないかと思うのですが・・・

 ここ数年特に顕著ですが、金融機関のイメージ広告はこの時期に集中的にCMを流されてますよね。正月に子供や孫の顔を見たおじいちゃんにそろそろうちも相続対策をと思わせるため、それとも今年の春に定年を迎える退職予備軍を店舗におびき寄せるため?いずれにせよ、キャバ嬢からの下手な営業メール並みに下心が見え見えだと感じてしまうのは私だけでしょうか?

 実際には、CMに釣られて金融機関の窓口に出向いてみたところでどこにも味方になってくれそうな専門家なんていません。上品なきれないお姉さんや娘に欲しいようなかわいいお嬢さんがスマイルゼロ円とばかりに愛想よくお話をしてはくれますが、まともな商品を勧めてくれることはまずありません。(断言します!)。だって、大半の金融機関の窓口では手数料の高いとんでもない商品しか扱っていませんからね。

 間違いなく彼女たちは素人です。あえてプロだというのであれば、資産運用や金融商品のプロではなく販売のプロです。試しに込み入った質問や意地悪な質問をしてみてください。資産運用の理屈や金融商品の仕組みについては社内研修で配られた薄っぺらい資料程度の知識し持ち合わせていませんので、まともな回答は得られないでしょう。そんな人に高い手数料を払って、儲からない商品をわざわざ買う必要はあません(ただしかわいいお嬢さんと話をしたいのなら話は別です)。

 身もふたもない話ですが、あらゆる金融機関にいえることでいすが、私たちのような一般大衆を相手にしている窓口の人には絶対にプロはいません。もし本当にプロがいたとしても大金持ちや土地持ちの大資産家しか相手にしませんよ。メガバンク、信託銀行、大手証券に在籍している私の同僚や後輩たちも口を揃えて「残念ながらそのとおり」と認めてましたから間違いありません。

 もし、それでも資産運用や相続対策の相談をしたいのなら、まずは自分で勉強して基礎知識を身につけてから、親身になって相談に乗ってくれる友人知人をあらゆるツテを使って探し出してください。赤の他人に相談することほど危険極まりないことをお忘れなく。