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早期リタイアは新たなストレスとの戦いの始まり?

 早期リタイアを目指す理由は人それぞれだと思いますが、一番多いのは「仕事のストレスから解放され、自由な時間を楽しみたい」ということではないでしょうか。

 目覚まし時計にたたき起こされ、食べたくもない朝食を胃に流し込み、身動きできない通勤電車に長時間揺られ会社に着くだけで疲れます。仕事が始まると部下や仕事をちっとも理解してくれない上司の相手をしなければならず、また無理難題を押し付ける電話や時間の無駄遣い以外の何物でもない会議、誰も読まないレポートや無意味な報告書の作成に忙殺され、何の達成感なく一日を終えることも多いでしょう。

 こんな生活を週末も関係なく続けていては仕事に対するモチベーションなど失われ、一刻もはやく自由になりたいと願うのは当たり前のことです(私だけじゃないですよね?)。

 確かにリタイアするとこんなストレスからは解放されます。でも、これですべてが解決するほど世の中は甘くないようです。多くの場合、仕事のストレスから解放されても新たなストレスとの戦いが始まります。

 ボスを倒しても新たなボスがでてきくるRPGのようなものです。しかも、新たなボスは、まさに最強と呼ぶにふさわしいラスボスです。もうお分かりですね。最強、難攻不落のそのラスボスの名は、妻です。

 不思議なことに早期リタイアブロガーさんはあまり触れることがないようですが、長年サラリーマン生活を続けていた人が、リタイアしてもっとも戸惑うことは、家族との時間が多くなることとそれにより生じる様々なストレスです。

 考えてみてください。今まで寝るために自宅に通っていたような人がある日を境に、365日24時間一つ屋根に暮らすのです。自分にとっては夢のような話でも、パートナーにとっては悪夢のような話かもしれません。

 夫が家にいないことが前提で生活リズムのすべてが出来上がっていたのにそれが根底から覆されると妻にとってはストレスになってもおかしくはありません。夫だって、家にいると今まで知らなかった妻の家事の手抜きや高級なランチ会の多さ、無駄遣いなどが目についてつい文句の一つも言いたくなるものです。

 リタイアについて十分に話し合い、理解しているつもりでも実際に新しい生活を始めると程度の差はあれストレスを感じて当然なのです。それをいかに早く軽減するかがリタイアライフ成功の最大のポイントです。もう一度ゼロから妻と向きい話し合う覚悟と絶え間ない努力が必要になるのです。

 それを乗り越え夫婦ともに新しい生活リズムを構築できればやっと本当の意味でのリタイアライフの始まりです。結婚と同じでリタイアもゴールではなくあたらなスタートだということだけは肝に銘じておきましょう。

 私の場合、2年近くたちやっと新しい生活スタイルが固まり、妻との距離感やストレスとの付き合い方がわかってきました。やっとスタート地点に立つことができた感じがします。家族といっても男と女、いくつになっても、どこまでいっても難しい。。。