資産運用についてロボアドに相談するのは時期尚早だと思う

 前回は証券会社A社の診断結果でしたが、今日はB銀行の結果をご報告いたします。

 質問と回答は以下のとおりです。

1.年齢   →  50歳
2.資産運用の目的を選択してください    →  余剰資金の運用
3.年収      →    500~1000万円
4.以下の項目のうちいくつ当てはまりますか    →  4つ

  (※金融知識を問う簡単な質問4つについていくつ理解しているかという質問)
5.運用資産に一か月で20%の損失が生じた場合どうしますか     →  追加投資を行う
6.(グラフ)A~Eの中から、ご自身の投資方針に合うものを選択してください     →  (もっとも積極的なものを選択)
7.投資信託の積立投資を行う予定はありますか?    →    積立投資を行う

 B社の質問は7つでしたが、投資経験に関する質問がないだけで前回紹介したA社とほぼ同じ質問内容です。そして診断結果はこちら。

リスク許容度大(積極的に資産を増やすことを目的に、株式等の値上がり益を重視した、最もリスクをとった運用です)。

 国内株式 14% 
 先進国株式 42% 
 国内債券 2% 
 先進国債券 5%  
 国内リート 13% 
 海外リート 24% 

 いかがでしょうか。共通点は現金、現在の資産・負債状況、住宅ローンや教育費などを一切無視していることと外貨投資に7割近く投資するようにアドバイスしていることです(欠点だけは共通してますね!)。

 一方で資産の配分については大きく異なる結果となりました。国内外の債券への配分がA社43%に対しB社はわずか7%。代わりに国内外のREITへの投資がA社10%に対しB社37は%です。また先進国株式に対する比率も大きく異なります(A社19%、B社42%)。

 ほとんど同じ質問に答えてもこれだけアドバイスの内容が異なることに驚いてしまいます。どちらが正しいかを判断できる人はおそらくいないでしょう(私には両社とも限りなく不正解に近いアドバイスだと思えます)。

 同じ質問に対して同じ回答をすればアドバイスも似たようになるはずですが残念ながらそうなってはいません。どのサービスを利用するかで結果は変わってしまうということです。

 紹介はしませんでしたが、独立系のC社も似たような質問でしたが答えは全く異なりました。おそらく10社のロボアドを利用すると10とおりのまったく異なる結果が出るのでしょう。

 どのサービスが自分にふさわしいか、公正中立にアドバイスしてくれるかを判断することなんて無理ですよね。判断できる人にはロボアドなんてそもそも必要ないでしょう。

 ということで、今回の結果を見る限り、ロボアドなんてまだまだ発展途上の未完成品のようです。何かすごいサービスが現れたと勘違いしてあわてて飛びつかない方が無難なように思えます。