東芝ショックで東京株が下がる?!それ、釣り見出しですよね

 最近、ネットや吊り広告などの見出しが酷すぎると感じることが多くなりました。歳のせいだけではないと思います。まあ、読んでもらってナンボの世界ですから多少の誇張は仕方がないことではありますが、あまりにレベルが低すぎます。

 煽りすぎや誤解を招く見出しは読者にも企業にも百害あって一利なしです。もちろん、●スポのように、万人が「あそこの記事はネタだから」という高みにまで到達すればご愛嬌ですが、そんなマスコミは1社で十分です。 

 まあ、嘆いても仕方ないのですが、今朝も失笑レベルの見出しを見つけました。

 

 もう少しまともな見出しをつけましょうよ。平均株価がたった1%強下がったくらいで東芝ショックってなんですか?!無理やりこじつけすぎです。だって東芝の発表の前にすでに株価は下がり始めていたんですよ。確かに決算発表ができなかったことは驚きですが、それは東芝にかぎったことであり、東芝のせいで平均株価を構成する残りの224社の株が下がった理由ではないはずです。

 事実、今朝9時30分現在、東芝株は昨日以上の値下がりで暴落を続けていますが、平均株価は逆に昨日の値下がり分をほぼ埋め合わせるほど上昇しています。昨日の値下がりが東芝ショックなら今日も東芝ショックが続くはずですよ、産経さん。 

 仮にも産経新聞って「産業経済新聞社」が発行する全国紙ですよね。もう少し、まともな記事と見出しを書いてもらいたいものです。産経新聞に限らず、NHKも日経もその他あらゆる大手マスコミも似たり寄ったりだですが。

 マスコミは事実を伝えて国民の役に立とうとは思っていません。国営じゃないんだから当たり前ですが、あくまで視聴率や購読部数を増やそうとしているだけです。そこを忘れないようにしまょう。

 と、ここでおやじが一人嘆いてみても、見出しの劣化、マスコミの劣化は進むことはあっても改善することはおそらくないでしょう。ではどうすればいいか、読者側がへんな見出しを真に受けなければいいだけです。信じそうになってもあわてて行動をせずに自分で考えるなり、反対意見を探して慎重に行動するしかないでしょう。あわてればあわてた分だけ損することが多いということを忘れないようにしたいものです。

 

 為替や株式市場に限って言えば、ときに、マスコミの間違った情報(または情報の国民の勝手な誤解)で大きく変動することがありますが、それは逆にチャンスかもしれません。ニュースを冷静に評価できる目を持てばあわてて損することがなくなると同時に、逆に利用して投資を成功させることもできることもあります。

「人の行く 裏に道あり 花の山」という相場の格言が私の座右の銘です。