内藤忍氏がまたまたぶっとんでいます

 最近、内藤氏による”ワンルームマンション投資教”の布教活動が活発化しているようです。先日も「45歳で貯金1000万円の人が老後の不安を解消するために」というとんでもない記事を書かれています。

 金融に関する正しい知識を少しでもお持ちであれば、こんな稚拙な記事は恥ずかしくて書けないと思うのですが、堂々と書いていらっしゃるところがすごいというか開いた口がふさがりません。

 かつて個人投資家分散投資の必要性と有効性を説いていた内藤氏とは別人、もしくは自著で宣伝しまくっていたワイン投資で詐欺に遭ったショックで過去の記憶を失ってしまったのではないかと疑いたくなってしまいます。

 

 内藤氏を批判ばかりしていても仕方がないので、彼の記事を役立てる方法が何かないかと考えてみました。あまり思いつかないのですが、一つ挙げるすれば、彼のブログを読んでいくつ問題点を指摘できるかによって自分の不動産に関する知識の有無を判断できるということでしょうか。

 まずは内藤氏のブログをご一読ください。そして、疑問点や問題点を思いつくだけメモしてみましょう。いくつ気づかれたでしょうか。

 5つ未満であれば、現時点で不動産投資をするとひどい目にあわされる(カモにされる)ことが確実ですので投資は絶対に避けましょう。10前後であれば、カモにはされないかもしれません。疑問点や問題点に自分なりの答えを見つけられる自信があるのなら検討してもいいかもしれません(でも私は現時点でのマンション投資は絶対にお勧めしません)。


 いつも私が拝読しているブロガーさんも「内藤忍氏の荒唐無稽な45歳1000万円からのマンション投資シミュレーション」という記事で問題点を指摘していらっしゃいます。すべてごもっともな指摘です。
 さらに加えるならば、取得時に7~8%発生する諸費用を無視している点も大きな問題でしょう(購入物件が2000万円なら仲介手数料や税金、ローン関係費用で150万円前後必要。3件購入するならその3倍!)。

 また、1.5%という超低金利で15年間借りられる前提になっていることも大きな問題です(個人が初めて投資する時に固定金利1.5%で借り入れるなんて絶対に無理です。変動金利になります)。これだけ目いっぱい変動金利で借りていたら金利が1~2%上昇しただけで返済不能に陥りますよ。

 また、不動産投資には資金や収支といった金銭面のリスク以外にも多くのリスクがありますが、リスクについては「不動産投資は金融商品とは異なるリスクがあります」と一言で済ませていることも大きな問題です。

 金銭的なメリット(?)については具体的な数字を挙げておきながらリスクについてはあからさまに避けているところに無責任さを感じてしまいます。不動産投資における金銭面以外のリスクについてはまた日を改めて書いてみたいと思います。

 

 借金して投資をするということは、一つ間違うと資産をすべて失い借金を背負うリスクをとるということです。さらにあなた自身の信用を失いますし、場合によってはお金よりも大切な家族や友人や仕事すら失う可能性があるのです。

 くれぐれも「サラリーマンにも簡単にできます」的なトーンの宣伝記事を鵜呑みにしないように気をつけましょう。