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【悲報】「資産1億円ぽっちでリタイアする人の末路」が・・・

 これは【悲報】レベルです。(自称)1流経済誌である日経ビジネスが、自らを3流週刊誌並みに貶める記事をネットに掲載してまいました。まずは記事をお読みください。

 賃貸ビル・マンション経営、有価証券への投資、投資に関する書籍を出版する会社の社長へのインタビュー記事で、聞き手は日経ビジネス副編集長の鈴木氏です。

 つっこみどころ満載なのですが、いくつかピックアップすると

相応の資産を早めに貯めアーリーリタイアを狙おうとするビジネスパーソンも少なからずいるはず。そうした人達が「引退する当面の目安」として、古今東西、漠然と掲げているゴールが「資産が1億円を超えること」だ。

といきなり根拠のないことが書かれています。そんな調査結果はありませんし、アンケートを取った形跡もありません。マスコミが老後費用1億円とあおり記事をそのまま使用しているようで、明らかなミスリード

 なぜ1億円もの資金がありながら、余裕を持ってアーリーリタイアできないのか。本当に安全に引退するには、いくらの資金が必要で、どのようなポートフォリオを組むべきなのか。資産運用のプロに話を聞いた。

 このプロの答えが、正気の沙汰とは思えない非現実的なポートフォリオなのです。複雑かつ超ハイリスクなもので、鈴木氏も理解できないシロモノです。菊相手を間違ってますね。ところでいくら読んでみても、肝心の「資金がいくら必要で正しいポートフォリオがなんなのか」に対する答えが書いてありません。記事としての体裁をなしていない!

投資商品のインカムゲインで食べていく戦略は、一度でも元本が大きく毀損すると回復不能になるリスクがあるんです。(略)今の時代に40~50代で1億円の資産を貯めるには、2000万円以上の年収を何年にも渡って続けなければ難しいと思います。そういう人たちは貯金額も多いですが、消費額も多い。「気分は富裕層」なんです。

  この部分に至ってはウソだらけです。インカム(利息・配当)で生計を立てる戦略は元本が一時的に値下がりしたところで問題ありません。長年にわたりインカムが半減するような極端なことにでもならないかぎり回復不能になんてなりません。売却益目的で売買を繰り返すから元本を大きく毀損するのです。私が実証しています。

 また、「年収2000万円を何年も続けないと1億円は無理」「貯金額も多いですが、消費額も多い」というのもウソです。「となりの億万長者」をはじめとする資産家を対象にした調査では、こうそう人は少数派だとわかってます。

 どのような意見を書くのも自由ですが、根拠もなく、調査もせず、不安をあおり、「1億円でリタイアは無理」と断定し、あげくの果てに自分の本の宣伝をするなんて、3流以外の何物でもありません。こんな方が堂々と記事を書き、副編集長を務めていると聞くともう日経ビジネスも読むに値しない雑誌に成り下がったと判断せざるを得ません。

 そうそう、タイトルに「末路」と書きながらどこにも書かれていないようですから、私が代わりに書いてあげましょう。「資産1億円ぽっちでリタイアする人の末路」は結構ハッピーリタイアだったりするんですよ、おバカな副編集長さん。

 

※なお、私は1億円なんてありませんし、現役時代も平均より少し多い程度の年収でした。それでも、40代でアーリーリタイアし、配当等で生計を立てていますし、リーマンショックブレグジットも乗り超えました。