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「みんなのクレジット」問題から考える詐欺的商法からの身の守り方

 昨日は夜になってたくさんの方にお越しいただいたようです。こんな人里離れた誰も来ないようなところにある過疎なブログを訪問していただき誠にありがとうございました。

 みなさんのご関心は「みんなのクレジット」か「てるみくらぶ」はわかりませんが、事業の行き詰まりが原因とみられる「てるみくらぶ」のような事例についての身の守り方を私は知りませんので、「みんなのクレジット」のような詐欺的商法からの身の守り方について考えて見たいと思います。

 何十年も前から同じような詐欺および詐欺的事件が繰り返し発生し、その都度、知識のない若者や高齢者、貪欲な意識高い系の人、警戒心が薄く簡単に人を信じてしまうお人よしのみなさんが犠牲者となっています。

 そして今後も形を変え同じような詐欺事件は発生を続けることでしょう。私たちにできることは、最低限の知識を持つことと常識的な警戒心を持つこと、少しでも怪しいと思ったら絶対に近寄らないことです。

 大きくは次の5点に気をつけること。

  • とってもお得なキャンペーンを連発する(冷静に見れば一目で怪しいとわかる)
  • 経済系雑誌に掲載されたと実績を宣伝する(実際は取材を受けた記事ではなく、金を出して掲載してもらった広告記事が大半)
  • 学者や専門家、有名なタレントを広告塔やイメージキャラクターに採用する(これもド定番)
  • 安全、安心、高利回りを強調する(元本確保、倒産隔離、元本割れなしなど元本が保証されていると勘違いさせる表現を使う)
  • 直接投資をするのではなく「匿名組合」を利用したスキームである

 特に最後の「匿名組合」という文字が出てきたときは要注意です。匿名組合とは商法に定められた合法的な形態で、世の中でたくさん利用されている便利なものです。が、使い勝手が良いことからファンドを使った詐欺でも非常によく利用される定番のスキームでもあります。

 

 たとえば、平成電電事件やラブホテルファンド、それに今が旬のみんなのクレジット、そうそう忘れてはいけません、我らが藤忍氏が絶賛推奨していたワインファンドもすべて匿名組合でした。みんなのクレジットを除く3つのファンドはいずれも破綻し、多くの被害者が発生しています。

 これらの条件にあてはまるものには、善良な一般市民は絶対に手を出すべきではありません。もちろん詐欺ではない投融資も多く存在しますが、ソーシャルレンディングは、銀行をはじめとするプロの金貸しがリスクが高くて貸せない企業やプロジェクトに資金を提供するものだということを忘れないようにしましょう。

 大金持ちやどぶに捨ててもいいお金を持っている人以外は手を出さない方が無難でしょう。利息は高いですが、そのメリットを上回る高いリスクが存在するということをお忘れなく。

 

【補足】「匿名組合」に近寄るべきでない理由

・元本保証ではないこと
・組合員(出資者)が事業に関する指図ができないこと(カネは出すが口は出せない、営業者がやりたい放題)

・組合員には監督権はあるものの、監査するための仕組みがないこと(会計士の監査や監査役監査はない)
・途中解約できず、もしくは高い手数料が発生すること
・営業者と組合員(出資者)との契約であるため第三者に譲渡できないこと
・営業者が破産した場合、ファンド運営が中止され利益の配分や出資金の返還が行われない可能性があること

などです。詳しくは商法やこちらをご覧ください。知れば知るほど恐ろしい仕組みだということがわかると思います。