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ゴルフスタジアムでトラブル発生中?他人の不幸を喜ぶ人は、だまされやすい人

 ネット上にはさまざまな失敗談が載っています。テレビでも「しくじり先生」が人気のようです。「他人の不幸は蜜の味」という言葉もあるくらいですから、他人の失敗談や不幸な話はみなさんの興味の対象として魅力的なのでしょう。もちろん、私も嫌いではありません。

 さて、今朝の東洋経済オンラインに「ゴルフレッスンプロ、1000人超が破産の危機」という記事が出ています。約3000人いる日本のレッスンプロのうち1000人近くが被害にあっているとのことです。三人に一人とはすごい率ですね。

 

 さてトラブルの中身ですが、最初に営業から「無料でウェブサイトを作る。管理・運営も無料」という提案があるようです。そして、サイトが完成したところで「ソフトを買う形を取らせてほしい。ついては信販会社とクレジット契約も結んでほしい」と言われるそうです。当然、「話が違う」ということになりますが、営業から「作成したウェブサイトに載せる広告を取ってきて、クレジット契約と同じ金額の広告料を払う」と説得されるそうです。広告料をクレジット会社に支払えば、持ち出しはゼロでウェブサイトが持てるという理屈です。でも何かおかしな話ですよね?

 

 この話を読んだ多くの人は「話が違う段階で断ればいい」とか「こんな話に乗るなんて常識がない」と笑うかもしれません。でも、この話をバカだなあと「他人の不幸を喜ぶ」視点から見る人は、自分も同じような詐欺に遭いやすい人かもしれません。こんなウソくさい話でどうやってだますのか、セールストークなどの手口に対して興味を持つべきだと思います。

 ゴルフの話だからウソくさいと警戒できても、不動産投資に置き換えれば警戒心をなくしてしまう人も多いのではないでしょうか。現に、「頭金ゼロでアパート経営ができる」「サブリースを使えば収入は確実。管理や修繕もすべて任せて手間いらず」「ローンの支払いが終わればアパートはあなたのもの」という不動産会社のセールストークを無条件に信じて何千万円もローンを組んでいる人は何万人(もっと多い?)もいるのです。

 でも、無料でウェブサイトを頭金ゼロでアパート経営、広告契約をサブリース契約、クレジット契約をローン契約+管理契約に置き換えれば、同じような構図になると思いませんか?

 

 今回のゴルフの話は広告料の入金が滞ったことが発端で問題が表面化したようです。不動産投資もサブリースの入金が滞ったらきっと同じ話になります。まだ入金がストップしたというような大きな問題は起きていませんが、サブリースで約束した賃料の減額改定は頻発しており、裁判沙汰になっているという話が紙面を賑わしはじめました。将来大きな社会問題にならないことを願うばかりです。

 

 先日のみんなでクレジットのトラブルも同じです。興味本位で読むのではなく、トラブル発生の仕組みや原因を考え、自分が同じようなトラブルに巻き込まれないように教訓を得ることが大切だと思います。形を変えたトラブルの素(投資話、○○商法等)が常に自分の足元に落ちていることを忘れないようにしましょう。

 

※「ゴルフスタジアム」社に違法行為があったという意味ではありません。ただ、多くのレッスンプロとの間で大きなトラブルになっているようですし、似たような構図がアパート・マンション投資業界をはじめ各所にみられるため、注意を促す目的で紹介させていただきました。