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急落したらどうしよう?

 地政学リスクやら米国の変なおじさん(大統領)やら欧州の選挙(EUの危機?)と、投資家の不安心理をあおるネタには困らない昨今です。そしてこれからいよいよ「セル・イン・メイ(五月には売れ)」も始まります。

 そんな中、チェックしているブロガーさんが「急落に備える7箇条」という記事をアップされました。毎年何度か訪れる急落、そして数年から10年に一度訪れる大暴落に対して、あらかじめ対策をしておく(または覚悟を決めておく)ことは非常にいいと思います。 

さて、この「急落に備える7箇条」の中身はといいますと
 その1 分散投資をする
 その2 積立投資をする
 その3 キャッシュポジションを持つ
 その4 少額にする
 その5 配当に着眼する
 その6 ゴールはずっと先と知る
 その7 忘れる
だそうです。その1~4は急落で致命傷を負わないための予防策、その5~7は急落した場合にパニックに陥り間違った行動(投げ売り)を避けるための心構えですね。

 私はそこにさらにいくつか追加したいと思います。

1つ目は「過去を振り返る」
 これから成長すると思われる個別株へ投資をしている人に特に有効です。試しにトヨタ自動車キヤノン、日本たばこなどの大企業の20~30年前の売上高や利益、株価、配当を調べてみましょう。大企業でなくても、ニトリケーズデンキみたいに20~30年前は中小企業に毛の生えた程度(失礼)の企業でもいいです。失われた20年も超円高も株価の暴落も乗り越えて立派に成長してきたことがわかります。

2つ目は「バーゲンセールだということを思い出す」
 株式市場では年に2、3回不定期にバーゲンセールが開催されることを思い出しましょう。プリウスが半額になったら多くの人が早朝から並んで買いに行くでしょう。なぜトヨタ自動車が半額になったら多くの人が株式を売ってしまうのでしょうか?ただし、バーゲンセールには、超目玉商品(優良株)だけでなく、ガラクタ(くず株)も含まれていますので、中身の吟味は十分に行いましょう。

3つ目は「配当利回りに着眼する」
 「配当に着眼する」の応用編です。このツボは購入価格に対する利回りということです。私の持ち株で計算するとトヨタ自動車の利回りは7.5%ですし、SHOEIに至っては13%になってます。こんな会社と巡り合えたら目先の株価に一喜一憂する必要はなくなります。

4つ目は「免疫をつける」
 ある意味「忘れる」の反対かもしれませんが、毎日株価を見るのです。初めて株式投資を始めたころは、1日で1万円も値下がりしようものなら動揺して仕事中も株価が気になって仕方がありませんでしたが、毎日株価を見続けていると次第に感覚が(良い意味で)マヒしてきます。今では年に数回ある1日100万円の値下がりも気にならなくなりました。

5つ目は「評論家はマスコミは暴落で飯を食っている」
 楽観的なことを書いて外れると責任を問われますが、悲観的なことを書いて予想が外れても笑われるだけで責任は問われません。だから、評論家やマスコミは悲観論を垂れ流し、せっせと本を売り視聴率やクリック数を稼いでいるのです。彼らは投資のプロではありません。悲観的な情報を販売するプロなのです。


 昨今は5%程度下がっただけで急落だ、10%も下がれば暴落だと大騒ぎしますが、本当の暴落はリーマンショッククラスだけです。だから急落なんて基本の変動程度の意味しかないと気にかけないで「泰然自若として騒がず」が正解だと思います。