大切な資産をかすめ取られないための方法

 資産形成、資産運用をまじめに考えている人にとってはとても残念なことですが、この業界を見渡すと「渡る世間は鬼ばかり」と言わざるを得ない状況です。少しでも隙を見せると簡単にカモにされ、大切な資産をかすめ取られてしまいます。決して詐欺なんかではありません。知らないうちに合法的に手数料や法外な利益をがっぽりともっていかれてしまうのです。

 こんな鬼たちに囲まれていては資産を増やすどころか、一生懸命働いて稼いだお金を鬼にせっせと貢ぐことになりかねません。私だったら、どうせ貢ぐなら、金融機関や不動産会社ではなく、若くてかわいいお姉さんに貢ぎたいと思います。←冗談です

 

 話がそれました。ではかすめ取られずに済む方法は?一番で確実な方法は、大切な資産をかすみ取られる方法を知ることです。ではどうすれば知ることができるのでしょうか。誰にでもすぐにできる簡単な方法があります。

 

 まずは「資産運用を始めたいのですが」と金融機関や不動産会社に出向きましょう。そして、「退職金(相続でもいい)でまとまったお金が入ったので資産運用を始めたい」と伝えるのです。続いて、「運用の経験がないのでよくわからない。お勧めの商品を教えてください」とか「今、どんな商品が売れているですか」と質問すればいいだけです。簡単でしょう?

 さて、どんな商品を勧めてくれるでしょうか。まあ、外貨建て年金保険、分配利回りが10%近くある毎月分配型投資信託、株価や為替で利率が変わる仕組み預金、投資用マンション・アパートあたりでしょうね。もしこういった商品を無条件に勧めてきたら
あなたの目の前で微笑みながら説明してくれている営業マン・ウーマンは、間違いなく「資産運用のプロではなく、金融商品販売のプロ」です。

 

 本来、資産運用について親身になって相談に乗ることはとても難しいことです。アドバイスした結果が間違っていた場合、相談してくれた人の人生を大きく左右したり、恨みを買ってしまうかもしれません。一般常識を持った人なら、責任の大きさを感じ「自分には無理です」と辞退するのではないでしょうか。

 そんな重大な相談をされて、躊躇することなく「お任せください」と言える人は、①相当に自信過剰な人か、②会社のため(もしくは自分のノルマのため)に良心を捨てて(会社が)儲かる商品を売る販売のプロだと思って間違いありません。残念ながら大手であっても中小であっても、金融機関や不動産販売会社で出会う営業の95%以上は、販売のプロです。資産形成や資産運用のプロではありません。

 

 でも彼らを酷い人だと非難しても仕方ありません。彼らはまじめに自分の仕事に取り組んでいるだけなのです。会社から給料をもらっている以上、会社が儲かる商品や会社から売れとノルマを課せられている商品を売ろうとすることは当たり前のことともいえるでしょう。 

 そんなかれらに、「お勧めは?」「何が売れている?」「どうすれば儲かりそう?」と尋ねる私たち(=カモ)のほうにも責任があるといわざるを得ません。

 次回に続きます。