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株式投資には「思い込み」は禁物です

 今日は絶好の行楽日和ですね。でもこんな日に限って、私は「酔いどれ投資家」の本領発揮といいましょうか、二日酔いで苦しんでおります。以前も同じような書き出しをした記憶があります。進歩がありませんね。

 今朝の日経新聞のサイトで気になる記事を見つけました。


 私は「それはそうだろう、2009年の家電エコポイントや2011年の地デジ移行の時に買った家電の買い替えが始まったのだから当たり前」くらいに思っていました。ところが、記事を読むと意外な事実がわかりました。

 

 私は国内家電業界に対してあまりよいイメージを持っていませんでした。というのも、テレビに始まり、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、パソコンなど価格の高い家電は日本中ほぼ普及してしまっているからです。さらに、ここしばらくはみんなが欲しがるような画期的な新しい家電も登場していませんし、加えて人口の減少もいよいよ現実のものとなってきています。これらの情報から国内の家電業界は成熟しており、長い目で見れば衰退産業だろうと勝手に思い込んでいたのです。

  ところが、記事によると家電の購入額(記事では「GDPベースの実質消費額」)が過去最高を更新しそうだというのです。2007~2009年頃に16兆円だった消費額が、直近では30兆円を超えたというのです。この数字には驚きました。家電業界への誤解やリーマンショック後日本の経済成長が停滞を続け、勤労者所得が伸び悩み、消費が一向に増えないというニュースの刷り込み効果のおかげで、間違った認識を持っていたようです。

 

  実は、私は大手家電量販店のケーズデンキという会社に投資しています。最初に投資したのが1998年ですからもう20年近く保有しているのですが、家電市場が成熟してきているので、タイミングを見計らってそろそろ売ってしまうと考えていました。これまでは家電業界のシェアを着実に伸ばし続けてきたのでずっと保有していましたが、家電市場が縮小を始めたらさすがに厳しいだろうと思い、売却を考え始めていたのです。

 でも、家電市場が一進一退を続けつつも、平均すれば年数%の成長をしているのであれば、その市場でシェアを上げ続けている会社の株式を急いで売る必要はありません。もう少し保有し続けようと考えを改めました。

 これが正しい選択だったかどうかはずっと先にならないとわかりませんが、少なくとも偏った情報を根拠に性急な行動を起し後悔するよりもずっと良いだろうと思います。

 

 大量の情報が無料で簡単に手に入る便利な世の中だからこそ、知らないうちに多くの思い込みをしているようです。今日は改めてその事実を突き付けられたような気がします。株式投資には「思い込み」は禁物です。

 

 ※今日の話は、家電業界やケーズデンキの株式をお勧めするものではありません。ポジショントーク(自分のポジション(持ち株)に有利な情報、見通しを述べること)かもしれません。酔っ払い投資家の話ですので話半分くらいで軽くお読みいただければと思います。