早期リタイアの3つのキーワードは「若者、バカ者、よそ者」

 この3つの「者」は、町おこしに必要な3つの要素としてよく取り上げられています。でも、何も町おこしに限ったものではありません。早期リタイアを目指すためにもとても必要になる要素といえるのではないでしょうか。

 

 私なりに解釈してみたいと思います。まず「若者」ですが、子供のような好奇心を忘れずに、チャレンジ精神にあふれ実際に行動できることです。

 早期か定年かにかかわらずリタイアするといきなり年を取って見える人がいます。逆に心身ともに見るからに若返り生き生きとしている人もいます。その差は何でしょうかか?はやりリタイア後の生活に生きがいを見つけられるか、見つけられないかの差だと思います。

 趣味でも新しい仕事でも勉強でもボランティアでもなんでもいいんですが、何か没頭できることを見つけることです。そのためには旺盛な好奇心とチャレンジ精神が必要不可欠です。「いい大人が・・・」なんて思わないで子供のころのように無邪気に遊んでみればいいのです。子供が小さいときに、一緒に遊ぶとちょっと童心に帰れて楽しいですよね。


 次にバカ者ですが、これは、常識にとらわれずに新鮮(時には突飛な)発想ができることと言い換えられると思います。

 会社勤めが長くなると、考え方や行動、髪型やファションなどいろいろなものが常識の範囲に収まるよう無難な選択をしてしまいがちです。意識してというより無意識に染まってしまうところがまた恐ろしいところです。”みんなと同じ”は妙な安心感や居心地のよさを感じるかもしれませんが、早期リタイアには大敵です。

 会社という束縛から解放され、セカンドライフを満喫しようと決意するのであれば、世間から「変わり者だ」「バカだ」と変な目で見られようと気にせず、我が道を進まないと、自分が心の底から求めていた新しい世界を見つけることはできないでしょう。私は「少数派を好む」「人と反対の道を行く」「反対されたら逆にチャレンジする」といった気持ちを忘れないようにしています。


 最後によそ者です。せっかく一度サラリーマン村から卒業してみることです。今までいたエリアから飛び出し、新しいエリアに飛び込んでみるのも面白いと思います。リタイアを機に住んだことのない街に引っ越すもよし、会社や学生時代の友人関係をいったん横に置いて、地域や同じ趣味の人たちの輪に飛び込んでみるもよし。完全アウェイの環境に1人で飛び込んでみるのです。生活スタイルからものの考え方までサラリーマン村との違いを痛感すること、請け合いです。

 私の場合は、縁もゆかりもない地方都市に移住し、地元の自営業の方たちの集まりに潜り込みました。自営業の皆さんは、サラリーマン時代には決して出会わなかったであろうタイプばかりで、とにかく考え方や視点が多様でサラリーマンとかけ離れていることに驚かされました。リタイアライフを続けていくうえで役立ちそうな気づきもたくさん得られ、参加するのが本当に楽しみです。

 

 リタイアした後、同世代と同じことをして、今までどおりの友人関係を維持し、今までどおりいい人を演じるのであれば、早期リタイアする意味はあまりないと思います。他人に迷惑をかけない範囲でどんどん自分の枠からはみ出してみると本当に楽しくなりますよ!