株価が下がった時、不安にならないための方法

 

  今日は朝からテンションが上がっています。「よくぞ言ってくれました!」と声を出したくなるような記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。


 なぜ、ハイテンションなのか、理由は簡単です。株式投資をするうえで私が一番重要だと思っている指標を紹介してくれたからです。その指標とは「簿価ベースの配当利回り」、くうねるさんの記事によるとYOC(Yeild On Cost)と言うものです。

 ご存知ですか?PERやROEは聞いたことのある人も多いでしょうがYOCはほとんど耳にしないですよね。それくらいマイナーな指標です。正直なところ、くうねるさんの記事を見るまで私も知りませんでした。自分で勝手に「簿価ベースの配当利回り」と呼んでいました。

 

 実はこの指標はとても優れています。長期投資の有効性を実感することができるのです。
 私が保有している株でいえばケーズホールディングスです。1996年頃に購入をはじめました。当初は2%弱だったYOCが、2016年には17%強になりました。会社の成長が配当の増加につながることがよくわかりますね。成長株を長期保有するだいご味がお分かりいただけるのではないでしょうか。
 何も成長株ばかりではありません。2011年から2013年に購入したトヨタ自動車も昨年のYOCは7%でした。トヨタはすでに成熟株ですが、東日本大震災とその後の円高で株価が暴落していたため割安な価格で購入しました。その後、業績が回復し配当が増加したため、購入からわずか5年でYOCが7%になりました。

 

 そして、この指標にはもう一つ大きなメリットがあります。株価が急落して、売りたい気持ちにかられたときにこそ真価を発揮います。
 株価が短期間のうちに2~3割(時にはリーマンショックの時のように5割以上)暴落する時があります。巷には暴落のニュースがあふれ(投資をしたこともない)評論家が悲観論をまき散らしているときには誰しも不安になるものです。
 でも、そんなの時には現在のYOCや今までのYOCの推移を見ればよいのです。不思議なことに気持ちが少し落ち着いてきます。こうすることで、パニックになって安値で売ってしまうという愚を避けることができるのです。YOCは長期投資家にとって最高の精神安定剤であり、自分の身を守るための最強の武器だと思います。
 
 デメリットは、指標が地味でマイナーなので投資家仲間と話をしても盛り上がらないことと、自分自身で計算しなければならないことくらいです。大したことはありませんね。5年以上投資を続けている方、長期投資をしようと考えている方は年に一度YOCを計算してみてはいかがでしょうか。

 

 最後に、くうねるさんのリクエストにお応えして私のYOCをご紹介したいと思います。

 

【2016年実績】(税引前)
 日本株 4.1%(20銘柄)
 REIT 6.8%(5銘柄)
 外国株 5.4%(8銘柄)
 全資産平均 4.9%


【投資開始当初】(税引前)
 日本株 0.9%(1989年2銘柄でスタート)
 REIT 5.2%(2003年1銘柄でスタート)
 外国株 2.5%(2008年3銘柄でスタート)

※買い増し、配当の再投資をしていますので、YOCの上昇は増配によるものだけではありません。また、円ベースなので外国株のYOCには為替変動の影響が含まれています。