「不動産投資で老後の安心を」って絶対不可能!

 ここ数日、不動産投資にハマっています。といっても自分で投資するためではありません。


 先週、図書館で不動産投資に関する本を偶然手にしたもので、それからまたまた好奇心がムクムクと湧き上がってきたのです。本の他にも不動産業界の関係者が書いているブログを読み「不動産投資で早期リタイアや老後の安心を手に入れることは不可能」という結論に至りました。(今までもそう思っていましたので、確信に変わったというほうが正しいかもしれません)

 

 もちろん、大成功を収めているメガ不動産投資家もいらっしゃいますし、これからも成功者は生まれるでしょう。でも、今後数十年にわたって成功し続ける人は100人に1人もいないという確信を持ちました。

 まあ、今から不動産投資デビューして成功できる人は100人に1人どころか、1000人に1人とかそれ以下ではないかと思います。少なくとも私にはその中に入るだけの才能も有りませんし、時間や労力を割きたいとも思いません。ましてはリスクを取ってお金をつぎ込もうなどとは思いません。

 

 もちろん、私に無理だからといって、あなたも不可能だというつもりはありません。確かにどんな業界でもプロとして生計を立てている人は存在します。例えば、テニス、将棋、パチンコ・・・プロの方はいらっしゃいます。でも、自分が少々努力したからといって、今からテニスや将棋のプロになれると思う人はいないのではないでしょうか。プロとして長く成功している人は、おそらく類まれな才能を持ち、不断の努力を続け、さらには幸運にも恵まれたほんの一握りの人たちです。

 不動産投資も同じだと思います。不動産投資には、収益物件を見極める能力、資金調達力、不動産仲介・管理会社・税理士などを見極めコントロールする能力、税金や法律の知識、トラブルの回避・解決のノウハウなどが必要です。つまり事業家として成功できるくらいに経営能力に秀でた人たちでないと成功できないといえるでしょう。

 決して「1年で資産●億円」とか「1年で収入が●千万円」とかいって本を書いたりセミナーを開いたりしている若い意識高い系の自称不動産投資家は成功者ではありません。彼らを見ていると30年前の土地成金や20年前のIT長者の姿を思い出します。彼らは、単に時代の波にうまく乗れただけなのを実力と勘違いして、最後には足元をすくわれてしまいました。

 現在のにわか不動産投資家もおそらく金融や経済が混乱したり、金利が急騰したら同じ運命をたどることでしょう。今から彼らと同じ列の最後尾に並ぶことはおろかなことだと私は思うのです。

 

 資産分散の観点から考えても不動産への投資に意味があることも事実です。でも今から素人がアパート、マンション投資を始めるというのは一番避けるべき方法だと考えます。どうしても不動産投資を始めたいのであれば、今ではなく数年以内に訪れるであろうチャンスを待つ、十分な自己資金を用意する、REITなどの代替的な投資方法を探すといった方法の方が、よりリスクが低く成功する確率が高くなると思います。

 

おまけ

 さっき書いた、1年で資産●億円の人は同時に借金も●億円抱えていますし、収入が●千万円の人は支出も●千万円です。”ウソではないが正確ではない情報”に騙されないように気をつけましょう。