株主総会、お土産廃止の件

 先日「会社は個人株主を甘やかしてはいけない」という記事を書いたのですが、今日の日経のサイトにも同じ意見が乗っていました。日経新聞より先に指摘したぞと一人で悦に入っている私ですが、こういう問題提起するようなテーマにはなぜかあまりアクセスがありません。(きっとこんな私の上から目線的な態度が原因でしょう)

 

 さて、日経の記事はこち


 残念ながら有料記事のようですので、簡単に引用しておきます。 

 株主総会で出席者へのお土産を廃止する企業が相次いでいる。出席できない株主と公平を期すためで、(中略)個人株主の増加とともに定着してきたお土産文化が急速に変わりつつある。

  それでいいと思います。あくまで株主としての権利を行使する場ですからお土産なんて必要ありません。

 総会のお土産には一長一短ある。ある企業のIR担当者は「お土産を受け取ってすぐ帰る株主もいる」とこぼす。野村証券の西山賢吾シニア・ストラテジストも「個人株主を増やす目的の一つがお土産だったが、最近はお土産を目的にした株主が増えてしまった」と問題点を指摘する。

  特にお土産だけもらって総会をハシゴする株主なんて、株主と呼んではいけません。それは単なるお土産泥棒であり、甘やかしておくとそのうち「車代も出せ」とかいうおバカさんが生まれないとも限りません。(もちろん、毎年最後まで参加しているがたまたま仕事の都合で出席できなかったという人まで、ひとくくりに批判しているわけではありません)

 彼らを見ていると、いい年したおっちゃんやおばちゃんが買う気もないのにデパ地下の試食コーナーをぐるぐるとまわっているさもしい姿を思い出してしまいます。まともな株主からはそういう目で見られているのですよ。恥ずかしいと思わないのでしょうか?(思わないんでしょうねえ) 

三菱UFJ信託銀行によれば、6月開催の総会でお土産を廃止するのは50社を超す。(中略)総会でお土産を配る上場企業は76%で、15年から3ポイント減った。

 減っても76%ですか、驚きました。そんなにお土産って定番になっていたんですね。私が出席したことのある会社でお土産を配っているところは数えるほどしかなかったのでまさかこんなに多いとは夢にも思いませんでした。 

 

 機関投資家のみなさまには、株主公平の観点から、総会のお土産廃止に向けて積極的に取り組んでもらいたいと思います。

   それでもどうしても配りたいという会社は、総会終了後に自社製品のカタログや試供品を配ればいいのです。この程度であれば新商品の宣伝や新規顧客の獲得、リピーターの来店誘発策として考えれば、納得できなくもありません。

 

 会社にも株主にも良好かつ緊張感のある関係を築く努力が必要です。物言わぬ羊のような株主に安定株主になってほしいと願う会社と、会社の業績にはまったく興味がなく株主優待やただでお土産をもらいたいという株主の関係は、指名を取りたいキャバ嬢とすけべ心をもったおやじ客とのかけひきのようで(なんちゅう喩え・・・)、傍から見ていてあまり気持ちのいいものではありません。