たった一日にして私の価値は1/4?

 リタイアするとローンが借りられなくなる、カードが作れなくなるという話があります。リタイアすると多くの場合、安定した収入が無くなりますし、収入も大きく減りますので、不可能ではないのですがハードルが高くなるのは事実です。

 

 今日の日経電子版に、簡単な質問に答えるだけで住宅ローンの借入可能額や適用金利の目安を知ることができるサービスが登場しているという記事が載っていました。これも今はやりのフィンテックの一つでしょう。

 

 せっかくなのでサイトを覗いてみることにしました。途中までは会員登録も必要なさそうなのでさっそく冷やかすことにしました。年齢や収入など10個ほどの質問に答えるだけで借入金額、借入期間、金利の目安をすぐに教えてくれるようです。

 

 早期退職する前の条件(ビフォー)と退職した後の条件(アフター)の二つでシミュレーションしてみました。その結果はこのとおり。
 ビフォー 借入額3500万 変動0.75% 10年固定1.00%
 アフター 借入額800万 変動1.20% 10年固定1.45%

 ※年齢を48歳としたので融資期間は最長の32年で試算されています

 何ということでしょう。金融機関から見た私の信用は退職前後(つまりわずか一日)で1/4以下になってしまいました。退職前後と言ってもたった一日の差ですから私という人間の属性には違いはありません。勤務先、年収、勤務年数だけでこれほど差が出てしまうのですね。

 

 実際には、個人情報を入力して会員登録しないと借入れる金融機関やローンの詳細はわかりませんので、試算結果は多少変動するのでしょうが、それにしてもここまで差が出るものなんですね。

 

 話は変わりますが、私は退職する前に中古マンションを購入しました。20年で2500万円の住宅ローンを組みましたが、金利は10年固定で0.8%でした。当時はマイナス金利政策実施前です。今よりも0.2%程度金利ほど高かったことを考えると、当時としてはかなりいい条件を引き出せたようです。(親会社や取引先、学生時代の同級生などあらゆる人脈を駆使し、他行と競り合わせると、それほど高い属性でなくても良い条件を引き出すことができるようです)

 なお、融資担当のお姉さんからはあと500万円は大丈夫ですよと言われましたが(おいおいそれってほぼフルローンじゃないの?)、丁重にお断りしました。金融機関はあくまで、貸し倒れせず最大の金利を得られる金額を貸し付けたいようです。

 

 ということで、早期リタイアを計画している人で住宅を購入する予定のある人は、退職金で買うのではなく、退職する前に住宅ローンを組むという方法もあることを覚えておいてください。収入がなくなるのにローンを組むの?と疑問に思われるかもしれませんが、この低金利下では、その方が有利になることもありますので。

 詳しくはまたの機会に。