専門家に頼むなら、まず自ら勉強を

 何か、とても矛盾したタイトルですが、ウソでも釣りタイトルでもありません。私は真剣にそう考えています。

 

「よくわからないことは専門家に頼めば大丈夫」という話を聞くことがあります。確かに、お金がもったいないからと素人が付け焼刃の知識で税務申告をしたら後で大変なことになるかもしれません。不動産会社を通さずに個人同士で売買をしたらまず間違いなくトラブルに巻き込まれます。

 

 でも、だからといって「専門家に任せておけば大丈夫」とネットで調べた専門家に手続きを依頼したり、ネットで調べた不動産を購入したり、税金の申告を税理士に依頼すると、トラブルを回避できる可能性は高くなりますが、大切なお金を無駄に失うことになりかねません。

 

 専門家に任せれば大丈夫と丸投げするタイプの人は特に注意が必要です。おそらく自分にとってベストではない不動産や商品を買わされたり、知らないうちに法外な手数料を取られたり、利益を抜かれてぼったくられる可能性が高いでしょう。彼らはある意味でプロですから、素人から合法的にぼったくるなんてお手のものです。

 

 依頼する側は、依頼人の代理人として最善の努力をしてくれることを期待します(だってプロにお願いするんですから当たり前ですよね)。でも本当のプロは少数派です。

 残念ながら多くの専門家(たとえ士業のひとであっても)は、ビジネスと割り切ってますし、10~20%の専門家はカモからいかに合法的に利益を得るかを最優先にして仕事をしているということを忘れてはいけません。

 

 私が専門家からおすすめされたぼったくりサービスを列挙すると、借家人賠償責任保険、がん保険、(ちょっと複雑な)確定申告、法人税申告書作成、法人設立手続き、商業登記・不動産登記、火災保険、相続手続き、リフォーム、引っ越し運賃、その他数多ある儲かる投資(売れている金融商品、老後不安を解消するための不動産投資など)・・・あっという間に10を超えます。

 私の場合、ほとんどは自分で勉強して適切な契約内容にしたり、自ら手続きをしたり、原価を調べて合い見積もりを取り交渉することにより、まあまあ適正な報酬や手数料でサービスを受けることができました、もし勧められるがまま、見積もり結果のままに利用していたら、それぞれ数十万は無駄(受けたサービスに比べて割高という意味)に出費していたと思います。

 下手をすると一生のうちに数百万円(場合によってはそれ以上)、無駄な出費を強いられていたことでしょう。

 

 お金がたくさんある方や時間がまったくない方は、その数百万円の無駄は時間を節約するための必要経費と割り切るしかありません。でも、資産形成を真剣に考えている人は日の50円、100円の節約よりも、めったに利用しないが高額なサービスでぼったくられないよう気を付けることが大切だと私は思います。

 なぜか、節約系のブログやマネー記事にはこのようなことが触れられていませんが、重要な視点ではないでしょうか。

 

 とはいっても何を勉強すればいいのか・・・難しいですね。つづく(はず)