暑さのあまり、あの人の頭が熱暴走?

 いつもツッコミどころ満載の記事をアップしてくれる内藤忍氏とはいえ、今日のはさすがにタイトルの間違いだろうと思って読みはじめましたが・・・

 タイトルの間違いではなく、ご本人は真剣にマイホームの方が不動産投資よりリスクが高いとお考えのようです。どうやら、熱さにやられて頭の中が熱暴走を始めたようですね。

 一番、理解できないのは不動産投資に関するこの一文です。

空室リスク、家賃滞納リスク、金利上昇リスク、物件価格下落リスクなど、不動産投資のリスクが発生しますが、リスクを取って、毎月数万円のキャッシュフローを得ることができます。

 マイホームなら空室リスクや家賃滞納リスクはありません。また、事業用ローンよりも低い金利でかつ固定金利で借り入れることができるので金利上昇リスクも不動産投資よりも明らかに少ないですね。これだけでも明らかにマイホームの方が低リスクと言えます。

 さらにマイホームの場合は住宅ローン減税が適用されますし、両親から資金を出してもらっても贈与税もかかりません。税制の面からは圧倒的にマイホームが有利です。

 また維持費・修繕否に関してもマイホームの方が断然有利です。何といっても自分の家は大切に使いますから、設備は長持ちしますし、部屋の壁紙の張り替えもよほどのヘビースモーカーでもない限りほとんど必要になりません。

 

 常識的に考えて、ローンを払い終える30年先まで不動産投資のリスクが顕在化せずすべて予定通りに進むなんて絶対にありません。万が一、万事順調でも月数万円しか残らないなんてリスクの割にリターンが少なすぎます。

 そんな危ない橋を渡るくらいなら、マイホームを買って家賃を無くす方がよほど確実にキャッシュを増やすことができるでしょう。

 

もし友達がマイホームを購入したら「おめでとう!」と言い、投資用不動産を買うと言ったら「大丈夫?」と心配するのが、多くの人の反応だと思います。しかし、リスクを冷静に考えると、逆ではないでしょうか?

 逆ではありません。投資用不動産を買うと聞いて「大丈夫?」と心配する人の方が、資産運用のプロであるはずの内藤氏よりよほどお金に関するリテラシーが高いと断言できます。

 だって、マイホーム購入を「入居者が自分自身である不動産投資」と考えれば、他人に貸す不動産投資よりもリスクが低いことは誰にでもわかるはずです。

 

 今はマイホームも含めて不動産投資を始めることは絶対に避けるべきだと私は思います。でも、どうしても今始めたいという人は、良いREITを少額でコツコツと買い集めるか、(無理のない範囲で)マイホームという名の不動産投資をすることをお勧めします。

 

リスクを取らない人にはリターンを語る資格はありません。実践もしないでネガティブなコメントばかりしている「評論家」と付き合っている時間は無いのです。 

 最近は、よほど焦っているのか、内藤氏は(資産運用のプロを自称している割に)素人ブロガーからの批判に対して過剰に批判・反論を繰り返えしていますね。見苦しくさえあります。自著で紹介したワインファンドが破綻して多くの投資家に迷惑をかけたことを思い出し反省し、二の舞にならないうちに不動産投資の本当のリスクをただしく啓発してもらいたいものです。

 

 蛇足ですが、少なくとも私は30年来株式投資も行いますし、REITやマイホームという名の不動産投資も10年以上行っていますので「評論家」ではありません。