まさしく「ナニワ金融道」の世界

 昨日、積水ハウスから驚くようなニュースリリースが出されました。いわゆる地面師詐欺に遭ったようです。

 偽造された書類に基づき売買契約を締結してしまい、代金70億円のうち63億円をだまし取られたとのこと、ナニワ金融の世界を地でいくような詐欺事件ですね。 


 それにしても、6月9日に被害にあったことがわかったのに、発表が昨日というのは、上場企業としてどうなんですかね。まあ、捜査の関係もあり公表を控えていたたという言い訳になるでしょうが、投資家としてはたまったものではありません。

 現代の記事によるとマスコミはかなり早い段階で情報を聞きつけ、独自に取材をしていたようですから、積水としてももっと早く対応し発表ことができたのではないでしょうか。「悪い情報ほど早く報告すべき」という基本ができないような会社は上場企業としていかがなものかと思います。

 それにして、不動産のプロであるはずの企業が偽造を見抜けなかったとはお粗末ですね。現代の記事の内容を100%信用するわけにはいきませんが、記事を読む限り、この取引に"ちょっとおかしい(おいしすぎる)"と思えなかった積水ハウスはわきが甘いと言わざるを得ません。

  今後、会社、業界関係者、週刊誌などからいろいろな話が出てくるでしょうから続報を待ちたいと思います。

 

 話は変わりますが、無茶な地上げの話や今回のような詐欺など、不動産関係の怪しい話を耳にすることが増えたような気がします。

 価格が上限に近づいてきて単純な転売では儲かりにくくなった、内閣支持率がガタ落ちでアベノミクスの終わりを意識するようになった、世界的に金利が上がり始め日本ももいずれ金利が上がりそう、不動産取引に引っかかるカモが見つからなくなってきたなどいろいろな理由が考えられそうですが、いずれにせよ、今まで以上に不動産取引のリスクが高くなってきたことは間違いなさそうです。

 これからローンを組んで不動産を買う人は、たとえマイホームであっても、より慎重に判断すべきです。逆に、買い時をじっと待つタイプの方はできるだけ頭金を多く準備して、来るべき時に備えはじめましょう。

 

 このあたり(地方都市です)では、夜の街のおねえさんから不動産関係の人の羽振りのいい話を聞くようになりました。また、私の住む地域では2年連続で東京や大阪よりも地価が上がっているそうです。

 いろいろな状況証拠から考えて、不動産市場は夏の終わりに差し掛かっているのではないでしょうか。