無料の保険に入る人は貧乏になる人・・かも

 ほとんどの方はクレジットカードを持たれていますよね。みなさんのもとに、年に一度くらい各社から会員限定特典と称して、損害保険の案内のダイレクトメールが届いていませんか(フリーケアプログラムみたいな名称がついているものです)。中にはわざわざかわいい声のお姉さんが電話で案内してくれるカード会社もあります。

 

 たいていの人はゴミ箱に直行だと思いますが、中には無料なら入ってもいいかなと検討している人もいらっしゃると思います。でも、私はこんな保険は入る必要はないと思います(どちらかというは入らない方がいい)。

 

 なぜでしょうか。この保険には罠が仕掛けられているからです。いや、保険自体はちゃんとしたものですからご安心ください。保険事故が起きたときにはちゃんと役に立たます。ただし、5日以上入院とか、病気はダメだとか条件が厳しいのでもらえる確率が非常に低いだけです。

 

 では何が罠なのか。一つは、この保険に入る人は、カモリストに登録されること、もう一つは、迂闊にも有料プランに加入しまうとぼったくらてしまうことです。

 

 ほとんど役に立たない保険をDMで勧めるだけで保険に入る人は、カード会社や保険会社から見ると「無料という言葉に弱い人」、「保険の知識があまり高くないので危機を煽り割安を強調すれば保険に加入してくれる人」ということです。おそらく、新しい保険のDMやセールスの電話が継続的に入るでしょう。

 また、必ずついている有料プラン(大抵は月500円程度の個人賠償責任保険特約)に入る人は間違いなく合法的にぼったくられてしまいます。自動車保険や火災保険に入っている人はすでに個人賠償責任保険に入っている可能性が高いのでそもそも不要です。年6000円をドブに捨てるようなものです。

 もし入っていない人でも、他の保険なら年1000円程度の保険料で入れる特約に6000円も払うことになるので、この場合も金をドブに捨てている人になるでしょう。

 (私の場合、火災保険と同時に入った個人賠償責任はほぼ同じ補償内容で年830円です)

 

 カード会社や保険会社は金融業者です。顧客のために本当の意味での特典与えることなんてほとんどありません。タダほど高い物はないという当たり前のことを絶対に忘れないようにしてください。

 

 最後に補足です。世の中には個人賠償責任保険に入っているかどうかを知らない人が多すぎます。入っていたとしても約款まで読んで内容を理解している人はほぼ皆無です。

 今は、なんでも賠償責任だ、裁判だという世知辛い世の中ですから1億円程度の個人賠償責任保険は必須だと思います。一度、ご自身の損害保険の証書や約款を読んで家族全員が賠償責任保険の対象になっているかどうか確認しておいてください。

 もし、入っていないようなら今は言っている火災保険や自動車保険の代理店や営業に問い合わせて特約をつけたいので補償内容と保険料を教えてほしいと連絡してみてください。

 

 節約も大切ですが、リスクに備えることはそれ以上に大切です。チマチマした無料の傷害保険を検討する時間があるのなら、賠償責任保険の有無を確認する方が100倍、いや1万倍、あなたにとって有意義だと思います。