早期リタイアの最大の敵は「情弱ビジネス」

 先日、日経のサイトに以下のような記事が載っていた。

 「インターネット調査会社のマイボイスコム(東京・千代田)を通じて、全国の20~60代の男女に解いてもらった。有効回答数は1000人(各世代とも男女同数)」と注釈があるので、ネットを通じて各世代男女100人ずつが回答したということになります。

 5分もあればすべて回答できるので興味のある方は一度お試しください(設問のすぐ下に解答が載っているので注意)

 

 友人が全問正解だと無邪気に喜んでいたので、私も試してみました。う~ん、かなり初心者向けの内容で物足りないというかちょっと期待外れでした。でも、これ結構大事だと思います。全問正解できないようなら、まず間違いなく金融機関や不動産関係者のカモになっちゃいますから。

 

 驚いたのが正解率の低さ。アンケート25問中、回答率の低い15問を掲載しているようなのですが、そのうちなんと11問が半分以上の人が不正解なのです(中には正解率が10%台のものもあります)。きっと全問正解の人は10%前後ではないかと思います。 

 調査人数が1000人ですからアンケートとしては十分な数ですし、ネットでこのようなアンケートに答える人は、お金に関する興味が平均かそれ以上の人ですから、極端にリテラシーの低い人が多いはずもありません。

 にも関わらずこの正解率です。私にとっては衝撃的な数字でした。どうりで、今買うと絶対に儲かるわけのないマンションアパート投資やリスクの塊でほとんどプラスにならない外貨建て保険や毎月分配型投資信託などを買わされてしまう人が多いわけです。

 

 話は変わりますが、早期リタイアの最大の敵は(以前、家族と書いたかもしれませんが)、金融機関や不動産会社、経済的詐欺を行う人たちだのようです。合法、グレー、違法に関係なく、リスクばかり高くてリターンの少ない(もしくは確実にマイナスになる)商品に手を出してしまうようでは、永遠の早期リタイアの夢は実現できません。

 本やブログで簡単に勉強できれば一番良いのですが、初心者を対象とした金融リテラシー向上に役立つ本やサイトはあまり多くありません。良書1に対して悪書10~100ぐらいの比率でしょうか。なので、間違って変な知識を身につけるよりもまずはこちらを一通り読んでみてはいかがでしょうか。事務局が日本銀行なので安心です。


 ここ数年、「公的年金は払い損である。近い将来に破綻する」「貧乏老人にならないためには老後が1億円必要」などと不安を煽る情報が氾濫しています。また、「アパマン投資は年金代わりになる」「相続税対策にはアパート経営が最適」「仮想通貨で簡単に億万長者」といった怪しいセミナーも大盛況です。

 これらはいわば「情弱ビジネス」です。こんなビジネスが流行るということはそれだけ騙される人も多いということです。自分は大丈夫でもパートナーや、両親、子供たちが騙されるかもしれません。

 一人一人が正しい基礎知識を持ち、またいざというときに相談できる人を持つことが最大の防御策だと思います。ふだんからお金に関するコミュニケーションをできるようにしておくことも早期リタイアを考える上では大切なことではないでしょうか。