マネーフォワードを使ってみた感想

 家計簿アプリを使う人が増えています。これもフィンテックの一つですので試してみることにしました。

 マネーフォワードとZaimが有名どころだと思うのですが、私はマネーフォワードを選びました。理由は単に連携先が多いことです(ネット上の情報なので100%正しいかはわかりません)。目的は資産管理とカード管理です。

 

 さて、アプリのダウンロードから使い始めるまでは本当に本当に簡単でした。ただし、金融機関やカード会社を登録するために、それぞれのIDやパスワードが必要になりますので、忘れてしまったものがある場合は各社のサイトで手続きをしなければならないので少々面倒くさいかもしれません。

 ソフトを立ち上げるだけでカードの利用実績や金融機関の残高が確認できるのは本当に便利です。今までは月に一回くらいでしたがこれなら毎日のように確認することもできます。メリットとしては簡単、便利、これは間違いないようです。

 

 その一方でデメリットやリスクもいろいろとあります。

 一つ目はセキュリティーです。当然、運営会社としてはセキュリティーに万全の対策を打っている(ことになっている)のですが、国や金融機関、クレジットカード会社もハッキングされる世の中です。100%安全ということはあり得ません。また、自分がスマホを紛失した場合、中身を見られてしまう可能性もあります。簡単、便利になればなるほどリスクが高いということは覚悟しなければなりません。

 二つ目は、害ある情報に注意が必要なことです。アプリを立ち上げるとマネーに関するコラムや企業からのPR情報が表示されます。1週間ウォッチしたところ、結構問題のあるものが多いことに気が付きました。間違った内容や一般の人にはリスクの高すぎる情報が紛れていますので、これを信じてしまったら大変なことになります。情報の信ぴょう性や中立性、リスクの大きな差などを理解できない人は読んではいけません。

 三つ目は使途不明金がわからなくなることです。実は、家計簿管理を始めたときに一番大切なのは自分が使った記憶のないお金(使途不明金)の大きさを知ることです。手書きの家計簿ならコンビニでちょっとした買い物、会社の自販機で缶ジュースなど書洩らすものが多く1か月で数千円もの使途不明金があるものです。ここに意識を向けることで無駄遣いを減らすことができるのですが、簡単・便利に入力(しかも自動で)できると使途不明金が少なくなるはずです。見える化という意味ではよいのですが、無意識に行っている無駄遣いを把握するという点ではマイナスではないかと感じました。

 

 最後に隠れたメリットを見つけました。マネーフォワードの場合、無料版では連携できる取引先は10件です。銀行、クレジット、ポイントカードの残高を一括で行うとすると10件では足りないという方も多いと思います。

 そんな人のために有料版が用意されているのですが、年6000円もかかります。無駄遣いを減らすために6000円も必要になるというのは笑えない冗談です。

 もし登録先の数が少ないと感じる人は、思い切ってカードや金融機関を整理、集約しましょう。ポイントカードやクレジットカードをたくさん持っている人ほど資産が少ないということは昔から知られています。有料版に移行する前にまず取引先の断捨離から始めましょう。