あなたに忍び寄る怪しいセミナー屋や情報商材屋

 資産運用を始めようとネットで情報収集を始めると、検索サイトや訪問したブログに表示される広告が、あっという間に怪しい投資関係のものばかりになってしまいます。 それらは大抵、ハイリスクな怪しい投資への勧誘、ゴミ不動産や情報商材を売りつけるためのセミナーなどです。

 これらは、有料広告を出してカモを集めようとしているものばかりですから、まず間違いなく百害あって一利なしのものばかりと断言していいでしょう。

 

 まあ、こういったゴミ広告はクリックしなければいいだけなのですが、厄介なのが真面目なSNSや投資セミナーに忍び込んでくる情報屋の手下や信者たちです。

 

 最近は、投資家教育に力を入れている金融機関や著名な運用関係者が開催する無料のセミナーが各地で開かれています。SNSなどで情報交換できる場を設けているところもあります。また、地元で活躍するFPや専門知識を持った有志の方が開催する勉強会もあちこちで開催されています。

 良質な情報にアクセスできる機会が増えているのはすばらしいことですし、そういった場所にこれまで投資に興味を持たなかった女性や若い人が参加するようになったことは喜ばしい限りです。

 

 ただ残念なことに、最近はこういった真面目な交流の場にまで、"困ったちゃん"たちが潜入し始めました。彼らにはいくつかのタイプがあります。

 一つ目は「教えて系」。投資の基礎を学ぶ会なのに、「どの株買えば儲かりますか」とか「私の持っている株は値上がりしますか」と質問して講師を困らせる方々。

 次に「自慢系」。セミナーや勉強会の休憩時間や懇親会の場で自分の儲け話を自慢したり、他人の投資方法を批判したり、まちがった情報を自慢げに吹聴する人々。

 最後が「商売系」。短期間に確実に儲かる方法があるよといって怪しげなセミナーに勧誘したり、ハイリスクな不動産投資を勧めたりする輩。

 特に「商売系」は、投資初心者を間違った方向に導き、自分だけはちゃっかりとセミナー代や紹介料、手数料などで暴利をむさぼるような人々ですから絶対にひっかかってはいけません。

 

 先日も直販系の投資セミナーで「これから儲かりそうな株」について質問して講師を困らせていた人がいましたし、インデックス投資家有志の集まりで自分で発見したというデートレード法を自慢する痛い人と同席する機会がありました。

 また、今日は今日で、草食投資会のFBに「富裕層の資産の殖やし方、守り方 合理的なアセット・アロケーション(ハイブリッド投資)」という、資産の一部に借金して不動産を組み入れましょうという超肉食系のセミナーの案内をシェアしている空気の読めない残念な若者もいらっしゃいました。

 

 運用に限らずどんなことであっても、最初に接した情報や教えてくれた人の影響を大きく受けるものです。フレンドリーでとっても人のよさそうな顔をして近づいてくる人の中に、困った人が紛れている可能性があるということだけは忘れないようにしましょう。

 だからといって警戒しすぎてせっかくの機会を逃すのは非常にもったいない話です。友人や運用に詳しい人と一緒に参加する、いろいろなセミナーに参加する、最初のうちは講師の話以外は聞き流すなど、少し用心することをお勧めします。

 

 いろいろなセミナーに参加しているうちにだんだんと「この人あやしいかも」とわかるようになってきます。そういう感性が磨かれることもセミナーに参加するメリットかもしれません。