カモにされるのは個人投資家だけではない

 先日、マンションの管理組合の理事になるという話を書いたと思いますが、嫌な予感が的中しまして、理事長を仰せつかりました。まあ、年齢が一番上だということですし、私以外の皆さんは小さな子供さんがいる共稼ぎ世帯ばかりなので仕方ないと思い、引き受けることになりました。

 

 総会が解散した後、管理会社と前理事長と私だけがその場に残り、引継ぎが行われたのですが、あまりに簡単な引継ぎだったので驚きました。印鑑と鍵の受渡し、それからニつの申し送り事項があっただけです。そして最後に「管理会社さんが全部やってくれますから、楽ですよ」と言われてお開きになりました。とても嫌な予感がしました。

 

 実は、管理会社からも「大規模修繕などがない限り理事長さんもそれほど大変ではないですよ。当社にお任せください」と言われていました。念のため業務内容を説明してもらいましたが、理事会や総会の議事進行は必要ですが、手を抜こうと思えば、ほとんど何もせずに任期を全うできそうな感じです。

 

 普段から不動産関係者や大家さんのブログを拝見しているので「これはうちのマンションもカモにされているのでは」と心配になりました。

 

 いきなり、管理会社と戦闘モードに入るのは得策ではありませんので、とりあえずはちょっと手強い理事長だぞと思わさせるために、過去3年分の活動報告資料、会計帳簿・伝票類、管理組合が締結している契約書一式を見せるように頼みました。

 管理会社の担当者は驚いた顔で「いままでそんなことされた理事長はいませんよ。量も多いし紛失したら大変ですから・・・」と明らかに消極的な姿勢を見せました。やはり、あまり触れてほしくはないことがありそうでした。

 工事の発注先や管理業務の再委託先はすべて管理会社の子会社か関係会社になっていますので、管理組合が無知でおとなしいことをいいことに甘い汁を吸っているのでしょう。これから書類をすべてチェックして、一つずつ問いただしていこうと思います。

 

 残念なことに、B to Cの業界については圧倒的な情報格差が存在しますので、業者側からするとかっこうのカモなんでしょうね。管理組合と管理会社の関係は、個人投資家と金融機関や個人大家さんと不動産業界の関係と同じ構図のようです。

 信頼関係も大切ですが、相手は海千山千の業者だということを肝に銘じて、付き合っていく必要がありそうです。

 

 あまり具体的なことは書けないと思いますが、みなさんの参考になることがあれば、あらためてここで報告させていただこうと思います。