「専業主婦は2億円損をする」を読んで思うこと

 昨日まで期間限定の無料版が公開されていたのでダウンロードして読んでみました。著者によると中身を読まずに批判する人間が多いのでということでした。

 

 読んでみた感想ですが、なぜそんなに過剰反応する人が多いのかよくわかりませんでした。ネット上に転がる書評やアマゾンの評価★☆☆☆☆(つまり星ひとつ)を読んでみましたが、やはり私には理解不能なコメントばかりでした。

 

 一部の人は本すら読まずにタイトルに釣られて条件反射的に批判しているだけのようです。テレビのテロップが間違っていたり、内容が少し不適切だとすぐにネットで騒ぎ立てたり、スポンサーの電話したりする趣味がクレームをつけることというタイプの人でしょうか。これらの人は無視。

 残りの方は読んだうえで挙げ足をとって自己満足したり、自分と違う考え方を受け入れることができない心の狭い人間のように感じました。(※個人の感想ですw)

 何と言っても批判している人のほぼすべての方の年齢や性別が、本来のターゲットと異なる人だというところが私には面白かったですね。

 

 著者は何も専業主婦を否定しているわけではないようですし、金銭的には不利だということを指摘しているだけです。何も考えずに「玉の輿に乗ろう」という甘い考えを持つ若い女性(平成も終わろうかというこの時代にまだこんなにいるんですね!)に警鐘を鳴らしているだけですから、なにも目くじらを立てるほどの内容ではありません。

 残念ながら無料にして読んでもらってもこの手の批判はなくならないでしょう。まあ、有名な方は大変だなあというのが正直な感想です。

 

 この本では金銭的な面から得られる幸福感は独身で800万円程度であるという調査結果が紹介されています。また、人生を幸せに生きるために「人的資本」「金融資本」「社会資本」の3つの視点から考え、自分がどのような選択をすべきかと著者から問われています(他にも何点か著者からの問いかけがあります)。

 こういった点について批判的に考え、自分なりの答えを導き出そうとすれば、この本には値段の価値は十分にあると思います。逆に言えば、単に文句を言いたいだけの人や字面を目で追うだけで何も考えない人にとっては時間とお金の無駄になるでしょう。

 

 蛇足ですが、私の妻は訳あってずっと専業主婦です。私は一介のサラリーマンでした。また資産家の家系でもなんでもありません。それでも40代で生活資金の目途をつけ、早期リタイアし今の生活を楽しんでおります。

 つまらない批判をしている人たちには、そんな暇があれば自分なりの答えを見つけて行動を起こすことの方がはるかに大切ではないですか、と申し上げたいと思います。

 

 最後にお断りしておきますが、私は橘氏に対しては中立的な立場です。また、この文を読んで気分を害した方がいらっしゃいましたら、私の文章力不足のため故のこと、寛大な心でお許しください。