「暴落」で検索した人は注意しましょう

 悪天候の三連休ということもあり、久しぶりにパソコンにかじりついてネット三昧の毎日を過ごしています。

 

 エコノミストやストラテジストなどの市場関係者、投資系ブログやツイッターなどいろいろなところを読み漁りましたが、仮想通貨ネタは影を潜め、日米の株価についての記事が多かったように感じました。

 

 約二年ぶりに株価調整局面が訪れたわけですが、たまたまダウの下落幅が過去最大だったため、一部マスコミやブロガーが「暴落」という言葉を使っています。旬な話題ですし、アクセスを稼ぐために「暴落」という言葉が大変便利なキーワードだったためと思われます。

 

 暴落という言葉を使った記事もおおむね冷静な内容が多かったように思います。また、最悪の事態を想定するという意味で有益な悲観論もありました。ただ、中には根拠なく不安をあおるだけの有害な情報も散見されました。「暴落」というキーワードで検索したため、有害な情報を目にし不安な気持ちになった人がいないか心配です。

 

 楽観論が広がる中、突然訪れた嵐に戸惑う人は多いと思いますが、ここ数日の株価変動は、急落かもしれませんが暴落ではありません。幸いなことに世界中の経済は好調ですから、今すぐ本物の暴落が始まるようには思えません。あわてて行動する前にもう一度冷静になって考えてみましょう。

 

 それでも不安で仕方がない人は、不安がなくなる程度まで売ればよいと思いますが、気持ちのバランスを欠くようなリスクをとっていたことを自覚し、投資の方針を見直すことをお勧めします。

 逆にバーゲンセールが始まったと買い出動しようとしている方は、今買って過大なリスクを負うことにならないか、本当に買いたい銘柄を買いたい価格で買おうとしているか、自問してみてください。

 

 偉そうなことを書いている私も現在に至るまで、何度もあわてて売ってまったり、逆に買いすぎたりして結果として多くの授業料を払ってきました。そして、本当の暴落(1か月に20~30%以上、1年で50%以上)のときを除けば、あわてて売る必要も買う必要もないということを学びました。

 

 「暴落」というキーワードで検索した人、売買注文を出そうとしている人、(精神を安定させるため)自分に都合の良い情報だけを読んでいる人は、自分が冷静で合理的な判断ができる状態かどうかを考えたうえで、行動を起こしてください。(様子を見ることも立派な行動の一つです)

 

(補足)

 今日はインデックスやETF投資をしている方を念頭に書いていますが、目先の混乱に心を乱し、あわてて普段と違う行動をとろうとしているのであれば、多くの場合、授業料を払うことになるという点は共通していると思います。