裁量労働制うんぬんの話

 毎日、小学校の学級会のようなレベルのやり取りが続く今国会のメインデッシュ、裁量労働制が迷走しています。与党も情けないですが、野党も幼稚です。誰の得にもならないやりとりを延々と続けるのではなく、時代に合わなくなった法律や労働慣行を一気に片付ける気概のある政党や政治家はいないものでしょうか?

 

 それにしても「残業代ゼロ法案」「過労死促進」と騒いでいる人たち、なんか変ですよね。彼らに対しては強烈な違和感を感じてしまいます。

 今回の裁量労働制の対象になる人は「年間平均給与額の3倍を上回る水準として厚生労働省令で定める額以上であること」と限定されています。いま反対活動にいそしんでいる、なんでも安倍が悪いとしかいえない政治家、プロ市民活動家、既得権にしがみつく年金労働者、ブラック企業で搾取されているパート・アルバイトの皆さんは、安心してください!みなさんは全員対象外です。あたたたちが騒ぐ必要はありません。

 

 政治家なら票の欲しさ、活動家なら自己顕示欲の充足、年金労働者なら暇つぶし、パートアルバイトの皆さんなら憂さ晴らしが目的でしょうか。そんなことで貴重な国会の時間を浪費したり、デモで無用の交通渋滞を引き起こさないでほしいものです。それにプライベートでもっと他にやることあるでしょ?

 

 彼らは「これがアリの一穴になってなし崩し的に裁量労働制が広がる」というのでしょうが、今は空前の人手不足です。裁量労働制で人件費をカットしようなんなブラック企業なら全員で一斉に退職届を提出してやればいいのです。そうすればまともな経営者なら交渉のテーブルに着くでしょう。嫌がらせや脅しをするような人間失格の経営者であれば、労基署に駆け込んでネットで炎上騒ぎを起こしてやればいいだけです。

 

 企業(自営含む)の何割かがブラック体質であることは明白です。そんな連中は退場させるべきです。そう考えれば、裁量労働制反対を叫ぶ暇があったら、労基法違反の罰則強化や監督署の機能強化を求めるべきです。同時に、搾取されている人たちに対して一斉に退職しようと働きかければよいでしょう。これでブラック企業はつぶれ、悪徳経営者は一掃されます。

 

 「仕事が亡くなったら大変だ」ですって?そんなことありません。今は空前の人手不足ですから、働くところはすぐに見つかります。だって、ブラック企業の本当の被害者は、まじめにコツコツと不満を漏らさずに仕事をする真面目な人たちです。今より良い条件で雇ってくれる会社は山のように見つかりますよ。

 

 対象となる人たちがかわいそう?そんなことありません。サラマーマン全体の10%程度が対象になりますが、彼らの大半はすでに事実上残業代をもらっていないでしょう。管理職であったり、残業がつかないように自宅で仕事したりしています。もし不満があれば腕に自信がある人は転職すれば間違いなく年収が増えるでしょう。

 

 そう考えれば、本当に困るのは50代の使えないバブル世代管理職だけじゃないでしょうか?じゃあ、裁量労働制に反対する理由は見つからないって結論でいいですかね(笑)

 

 ということで裁量労働制入れましょう。ホワイトカラーを労働時間で評価すること自体おかしいというのが世界の常識です。

 ブラック企業と経営者を駆逐するような労働法制、ブラック企業からの一斉転職、働かないアラフィフおやじの肩たたき、この三点セットこそ働き方改革でしょう。