クラウドファンディングに飛びついた人の哀れな末路

 昨年末から立て続けに、かぼちゃの馬車やコインチェックなど大物の金融の不祥事が発生しました。そのおかげですっかり忘れ去られていた感のある昨年前半の金融不祥事「みんなのクレジット」に動きがあったようです。

 

 結論から言えば、「時代の先端を行くフィンテック投資に飛びついた意識高い系のみなさまご愁傷さまでした」ということになります。何でも最終的な返済率は3%だったそうです。


 いやあ、「担保を取っているから大丈夫」とうたっておいて3%しか戻しませんか。どう考えても詐欺ですねぇ。ただ表ざたになってから相当時間がたっていますから、たとえ首謀者が逮捕されても有罪になっても、投資したお金はすでにどこかに消えてしまったに違いありません。投資した97%分は損失確定でしょう。

 高い利回りの投資話は限りなくハイリスクである、新しくて魅力的な投資方法に飛びつくと高い授業料を払う、ということをあらためて教えてくれましたね。

 

 クラウドファンディングに続いてフィンテック界の雄となった仮想通貨ですが、こちらも似たり寄ったりです。

 ニューヨークにあるICO新規仮想通貨公開)およびデジタルアセットのアドバイザリー企業「Satis Group LLC」が発表したところによると、ICOの80%が詐欺であり、取引所で取引されているトークンはわずか8%に過ぎないそうです(換金できるようになったトークンがたったの8%という意味であり、この8%のトークンが値上がりしたという意味ではありません)。

 これではとても投資とは言えませんね。詐欺師への寄付行為と言わざるを得ません。

 

 では、ビットコインなどすでに流通しているものは大丈夫なのかと言えば、価格もピークから半値前後のままですし、交換業者も金融庁から行政処分の千本ノックを受けているような状態です。

 本日の日経新聞によると「複数業者への一斉処分は3月8日に続き、2回目。また、6日までに6社が交換業から撤退を決めた」そうでグダグダです。とくにFSHO社への処分理由が秀逸です。「当局が改善を要請した内容を十分に理解している者がいないため・・・」などという愛情溢れる文言でお言葉を鞭をいただく始末です。

 

 低金利が永遠に続くかのような錯覚に陥り、株価や不動産で億り人になった人の話が世間に溢れ、リーマンショックで痛い目に遭った人の苦い記憶が薄れ、フィンテックやAIなどよくわからないけどすごい言葉が飛び交い、意識高い系の人たちの間に妙な高揚感が広まっているのしょうか。

 今年、来年あたりは一儲けを企む人たちが最後の一勝負とばかりに、甘い罠をあちこちに仕掛けそうな予感がします。そして、意識高い系の人たちを騙し終わったら今度は一般の人々が狙われます。昨年から続く金融不祥事のニュースを見て、あいつらバカだよなと思った人々(私もその一人)もそろそろご注意ください(残念なことに、注意しなければならない人は私のブログなんて絶対に読んでいないと思いますが)。