ダメなセミナー講師の見分け方

 たくさんのセミナーに顔を出していると、この講師は信頼できる人だとか、この人はセミナー屋だとか、コイツは金亡者で人間のクズだとかがわかるようになってきます。場数を踏むことで見分ける能力は確実に鍛えられます。

 

 とはいっても、仕事を持っている現役世代の人たちはそんなにたくさんセミナーや講演会に行く機会もないでしょうから、見分け方のヒントを紹介したいと思います(あくまで我流ですので、100%は信じないでください。あくまで話半分でお願いします)

 

 私が一番確実だと思うのは、セミナー前後の講師の態度です。セミナーの受付開始からセミナー終了後受講者が退場するまでは、みんな「戦闘モード」です。講師は緊張感を持ち、言葉遣いやしぐさ、表情などに細心の注意を払い、自分を演出しています。

 でも、講師だって人間です。緊張が解けた瞬間に素の自分が表れてしまうものです。セミナー中とその前後ではまったく別人になってしまう人も少なくありません。自社のスタッフや会場の係員などに対して偉そうな口ぶりで横柄な態度をとる人も少なくありません。一方で、すべての人に対して感謝の気持ちを持ち定年な口ぶりで接する人もいらしっしゃいます。

 

 もうお分かりですね。セミナーの時とそれ以外の時で裏表のあるような講師は間違いなくあなたにとって百害あって一利なしの人物です。どんなに話が上手で素晴らしいくても人間性に問題がありそうな人は絶対に信用してはいけません。

 

 セミナーの後、懇親会がある場合は一度は参加してみるといいと思います。講師の方は、喫茶店や居酒屋の店員さんに対してどのような口調ですか。飲み物を持ってきた人に「ありがとう」と言ってますか、店を出る時に笑顔で「ごちそうさまでした」と言ってましたか?

 客の側になったときの態度でその人の本性が見えるものだと私は思います。金をくれる人(自分の顧客)だけに愛想が良く、それ以外の人に高圧的な人なんて絶対に信用してはいけません。

 

 セミナー中に見分ける方法もあります。それは質問に対する回答の仕方です。「今日は質疑なしです」「時間がありません」と逃げる人は論外です。まともな講師であれば、本当に時間がなければ「後日メールで質問してください」くらいは言ってくれるものです。

 また質問に対してセミナー時と同じ説明を繰り返すだけの人や、質問に正面から答えず話をすり替える場合もろくな講師ではありません。よい講師は質問が出るということは自分の説明に不足があったと感じ、質問者の疑問や誤解が解けるようにわかりやすく説明してくれます。また質問者が講師と違う考え方を持っている場合も、いったん質問者の意見を受け入れたうえで丁寧に自説を説明するものです。質問者の考えを頭から「それは違う」と否定する人にまともな人はいません。

 誰も質問しない場合は自分が質問(できれば意地悪な質問)をしてください。手を挙げるのが恥ずかしければ、セミナー終了後個人的に質問すればよいのです。せっかく時間とお金をかけて参加するのですから、そのくらいの労力は惜しんではいけないと思います。

 

  最後におまけ。中には自ら「今日話をする内容はすべてポジショントークです」「このセミナーの目的は信者を増やし将来自分がカリスマと呼ばれるためのものです」と堂々と宣言されるような方もいらっしゃいます。そういう方は意外と信用できる人が多いような気がします。私はこういうタイプの方は好きです。ただそういう人のセミナーがセミナーとして役立つのか、単なるエンターテイメントなのかは判断しかねますが(笑)。