話題に事欠かない仮想通貨界隈に幸あれ

 相変らず仮想通貨界隈がにぎわっています。仮想通貨の暴落で最近影が薄らいでいたイケダハヤト氏が自分のサイトにこっそりとCoinhiveを仕込んでいた件を蒸し返され、GACKT氏がスネに傷のある仲間たちとICOしたGACKTコインが大暴落をかまし、出版すると不幸なことが起こる内藤忍氏が仮想通貨の本を出版した途端、暴落するなど、野次馬にとってはワクワクする展開が続いています。

 

 そんな中、かつて「いつかはゆかし」でピカピカの行政処分を頂戴した高岡壮一郎氏が満を持してICOを始めたとのこと。この業界、これからもまだまだ目が離せそうにありません。


 それにしても、よくもまあ道端の飴玉に集まるアリのごとく、各方面からお金の嗅覚が発達した意識高い系御用達の有名人がぞくぞくと集結してくるものです。まさにオールスター集結といった感じでしょうか。

  私はこちらの世界は門外漢ですので何かを語る資格がないことは自覚しているのですが、ここまでカオスな状態が続くとやはり何かツッコミを入れたくなるものです。

 

 さて、仮想通貨の何がそんなにすばらしいのか全く理解できない私にも、仮想通貨を支えているブロックチェーンという技術自体に、世の中の仕組みを変革する可能性を秘めているということくらいは何となくわかります。でも「ブロックチェーンが凄い=仮想通貨が凄い」というのはやはり短絡的と言わざるを得ません。 

  技術的にどんなに優れていたとしても、ハッキングが起きてしかも犯人は捕まらず、またなんちゃってICOでお金を持ち逃げしたなんて話が世界中で毎月のようにニュースになっているようではいつまでたっても山っ気のある人たちのカジノ場の域を脱することはできないのではないでしょうか。

ニューヨークにあるICOinitial coin offering)およびデジタルアセットのアドバイザリー企業「Satis Group LLC」の調査によると、ICOの80%が詐欺であり、取引所で取引されているトークンはわずか8%に過ぎないとのこと。

  加えて、税務当局に把握されにくく、お金のクリーニングが簡単にできて、差し押さえすら困難みたいなんて話も耳にします。だとすると、ますますややこしい方面からのニーズばかりが高まって、飴玉に集まるアリどころではなく、●●●(自主規制)にたかる銀バエみないのばかりが集まってくる状況になるのではないかと心配する次第です。

 そうなると善良な一般人は、無言で立ち去るよりなく、気が付けば 「悪貨が良貨を駆逐する」という結果に終わっていたなんてことになるのではないでしょうか。

 

 本来であれば国家や法が秩序を作るものですが、仮想通貨の存在意義が国家や法の縛りを受けなず自由であることである以上、政府の規制や法の秩序に守ってもらおうというのはどう考えても虫が良すぎる話。結局、完全に自由な世界と美名のもと、弱肉強食のアナーキーな状態が続くことでしょう。ソンナトコロ ニ トウシシテ ダイジョウブ デスカ?

 

 私はチキンな人間ですから、これからも遠くの安全なところから生暖かく状況を見守りたいと思います。仮想通貨の将来に賭けてガチホしている投資家の皆さんにいつか春が訪れることを祈ります。