maneoを巡る不都合な事実が立て続けに・・・

 

 今日は朝から大雨関連のニュースが続いていますが、ネットにはmaneoの続報が掲載されています。

www.nikkei.com

 先日のNHKの報道では「10億円を超える」とありましたが、上記記事によると

集めた資金は100億円規模とみられ、本来の目的以外に資金が流用されていたという。

 とのことですから、相当の金額に上ることが確実なようです。

 さらに気がかりなことに、昨日maneoから「グリーンインフラレンディング」における償還及び分配の実施留保のお知らせ(重要)」というリリースが出されています。

 そこには、

ファンドの営業者であるグリーンインフラレンディング社が 7 月 11 日に分配を予定しております元金及び利息につきましては、同社に資金到達しているものの、返済原資に確認を要する事項があるとの判断により、当面の間、本件ファンドの投資家の皆様に対する償還及び分配の実施をやむを得ず留保の取扱いとなりますことご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

と書かれており、今後元本及び分配金の一部が毀損する可能性も無視できなくなってきました。

 

 さらに、maneoが貸し付けていたケフィア事業振興会というところでも不明朗な資金の流れや会員への支払い遅延の問題が浮上しました。

  本件がmaneoの投資家に影響があるかどうかは不明です。ただ、グリーンインフラといいケフィアといい、maneoが投資先をきちんと評価できているかどうか、その審査能力に疑問を持たざるを得ません。

 

 今回のmaneoしかり、仮想通貨交換所しかり、フィンテック界隈では業界最大手ですら、コンプライアンスや投資家保護意識の欠如やガバナンスの機能不全ぶりには目を覆うばかりです。いくら高い利息を得られても、売却益を得られても、最後の最後にババをつかんでしまっては元も子もありません。いま、たまたまうまくいっているからと調子に乗るようなことは絶対に避けるべきです。

 フィンテック業界は誕生してまだ間もない創世期であり、すべての企業がまだベンチャー企業のレベルかそれ以前のレベルです。そんなところに投じるのは、万が一ゼロになっても惜しくない金額に抑えておくことが賢明だと思います。

 

 話は日経の記事に戻りますが、

maneoマーケットは金商法上のファンド販売業者(第二種金融商品取引業者)で監視委の検査権限が及ぶ。ただ集めたお金で実際にファンドを運営していたグリーン社には権限が及ばないため、全容解明は難航しているもようだ。

と、恐ろしいことが書かれています。貸したお金は、多くの場合匿名組合契約を締結し、maneoを通じて借り手にわたっています。借り手には行政の調査権限すら及ばないとのことですから、もし借り手に悪意があり計画的に仕組んでいたら、投資したお金を取り返すことはほぼ不可能だと言わざるを得ません。

 

 今回の件でパンドラの箱が開いてしまったかもしれません。フィンテック企業、およびそこを通じて資金調達する企業やプロジェクトでこれからトラブルが頻発するかもしれません。過剰に投資をしている人は、早めに出口に向かうことをお勧めします。

 たとえ担保を取っていても、公正証書で相手を縛っていても、悪意ある人間にはかないませんよ。