50歳、オトコはつらいよ

 ここ半年くらいで急に同世代のサラリーマンからのお悩み相談が増えました。不思議なことに、私が早期リタイアするときには「そんな無謀なことは止めておけ」「会社やみんなを裏切るのか」と言っていた連中に限って、突然連絡をよこし久しぶりに飲もうと言ってきます(素直に「相談に乗ってくれ」「悩みを聞いてくれ」と言えないところが悲しくもあります)。

 

 まあ、50歳にもなればサラリーマンとしての行く末がはっきりとわかってしまい、「ここまで頑張ってきたのに」「なんで俺より無能なあいつの方が出世するんだ」みたいな感情にとらわれ、働くモチベーションをそがれてくるもの仕方ありません。

 また安らぎの場であるはずの家庭でも、子供が難しい年ごろになり、夫婦の会話もなくなり、老後に漠然とした不安を覚え始め問題山積なところに、追い打ちをかけるように親の介護や自分の健康問題(五体満足であってもオトコの更年期も始まる)などが現実問題となってきます。

 自分が安らげる時間や場所が失われ、居場所がどんどんなくなっていくと、ストレスも発散できず生きるエネルギーが低下し、自信を無くしてしまうのも仕方ないのかもしれません。

 

 そんな悩める彼ら、店で再会し最初だけは「久しぶり」と元気そうな声を出すものの、乾杯が終わると早々に「実は・・・」などと話が始まります。日焼けし健康的な体つきになり、ストレスから解放され見た目年齢が若くなった私を見ると「おまえはいいよなぁ」なんて話になり、悩みや愚痴を打ち受けられます。

 そんな彼らには、共通点があります。みんな、間違った方向に真面目なんです。完璧な人なんていません。そんなに多くのものを一度に背負えるはずもないんですから、家族や仲間に弱みを見せて手を抜くことろは手を抜き、ちゃらんぽらんになればいいのに、全部頑張ろうとしちゃうんですね。

 

 問題が明らかになっているのだから、一つずつ解決することを考えてくれれば、こちらも具体的なアドバイスができるのですが、あれもこれも状態に陥り、どんどん目先のことしか考えられなくなり、頭の中が堂々巡りになり、結局何も事態は進展せず、俺はダメな奴なんだと自己嫌悪に陥るという悪循環にはまっています。

 このまま誰にも相談できず生活を続けていくとプチウツから本物のウツになる人も少なくありません。周りにそういう人がいたら、まずはじっくりと話を聞いてあげてください。励ましたり一緒に問題解決しようと急いでも無理です。まずは話を徹底的に聞いて共感してあげてください。自分一人ではない、理解してくれる仲間がいると思えるようにしてあげることが一番だと思います。

 

 会社を辞め、遠くに住んでいる私はしがらみも利害関係もないので、素直にホンネを話しやすいのかもしれません。飲むだけでお役に立てるのであれば、これからも愚痴の聞き役を続けたいと思います。みんな優秀な連中ですから、数年すればきっと立ち直るでしょう。

 

 

 話は変わりますが、精神状態の深刻さを見分け方を一つご紹介します(ただし、我流なので要注意)。

 私の場合、愚痴を一通り聞きおわり、酔いが回ってきてほろ酔い以上酩酊未満のころにトイレに立ち、戻ってきたところで「ところで吉原の●●って高級店、知ってる?なんかすごいらしいんだよね。一度行ってみたいよなあ」(「吉原」は適宜「すすきの」「金津園」「中洲」などに置き換えてくださいw)って話をエロに振ります(ちなみに今回は精鋭なので熊本の「ブルー・・・・」でしたが見事に食いつかれました)。

 

 そこで、食いついてきたらまだまだ大丈夫です。逆にまったく興味を示さなかったり、もうそんな元気もないよなんてことを言い出したら、かなりエネルギーが低下していますから心配してあげてください。プチウツの入り口にいますから医者にかかるタイニングかもしれません。いくつになっても、エロは心のエネルギーのバロメーターですから(笑)

※話題にするだけです。連れ風呂を推奨しているわけではありません(責任取れませんからね)

 

 真面目なのか、不真面目なのかわからない締めになってしまいました。今日も取り留めない話ですみません。