-続-マンションの管理費会計は地雷だらけ

 管理組合会計についてもう少し書いておこうと思います。

 

 前回は管理会社からの決算書類がいい加減だということを書きましたが、今日は管理会社がおとなしい管理組合から暴利をむさぼっているという話です。

 

 委託費を払えば、管理会社は管理に関することなら一から十までなんでもやってくれます。ただ当然ですが、他人様に仕事をお願いするわけですからそれなりの委託費が必要になります。

 委託業務の多くは管理会社から外部に再委託されるわけですが、ここで管理会社がマージンを乗せています。管理組合と12万円で契約した業務を10万円で外部に再委託するみたいな形ですね。

 

 問題は、管理会社に舐められるとマージンをたっぷりと取られてしまうことです。当マンションの場合、管理人をほぼ最低賃金の時給で雇っておきながら、管理組合に請求するときは1200円で請求されていました。

 もちろん、募集費・研修費といった直接的なコストや給与計算・雇用管理といった間接的なコストも必要ですので、差額がぜんぶ管理会社の利益とは言いませんが、850円で仕入れて1200円で売っているようなものですから、暴利と言って差し支えないでしょう。

 

 また、植栽管理費に至っては管理組合が払っている金額の半分しか職人さんに払っていませんでした。(半分ピンハネなんて風俗嬢と風俗店の関係並みですね)。

 これはあまりにひどかったので管理会社に文句を言い、管理会社のマージンを2割に減らし、削ったマージンを管理組合と職人さんでシェアしました。職人さんからは感謝されましたし、植栽管理も丁寧になりWIN-WINの関係になりました。

 

 管理人さんや職人さんには、顔を合わすたびに挨拶をし、暑い日にはたまに飲み物を差し入れたりして雑談できる関係にしていたので、こういう情報を入手できましたが、何もしない管理組合なら気づかずに支払い続けていたことでしょう。

 

 また、この管理会社は指摘しない限り絶対に相見積もりを取らないし、ヤイヤイ言ってとらせても「工事一式」で工事内容も資材の型番も作業費も何もわからないような見積もりを出してきます。

 再三文句を言って、やっと詳細な見積もりが出てきたと思ったら、楽天MONOTAROで3~4割引きで手に入る部材を定価で見積もっていたり、1時間程度で終わる電気工事の作業代が4万円だったり、とにかくいいかげんでした。 

 

 建物の施設点検業務も年に2回と言いながら1回しか実施せず、そのくせ2回分請求してくるので、作業報告書がないことに気づき指摘したらシブシブミスを認め返金してきました。

 また、理事会を年に2回しか開いていないにもかかわらず、年6回の前提で委託費を請求していたり、防犯カメラ機器をリース契約と言いながら実態は割高なレンタル契約を結ばされていたり、とにかく一つ調べれば必ず一つボロがでるような状態でした。

 

 1年かけて是正した結果、赤字ギリギリだった管理費会計が1年で数十万円の黒字に転換しました。あと一息で、カモから脱出できそうですのであと一年でめどをつけたうえで仕上げに管理会社の変更をしようと思います。

 

 いかがでしたか、ほんとうに舐められたものですね。俗に、管理組合の7割はカモなんて言われていますが、まさしくうちはカモだったようです。みなさんのマンションはいかがでしょうか?

 

 

 管理組合がある分譲マンションですらこんな状態ですから、投資用ワンルームマンションの管理会社なんてもっとやりたい放題なんでしょうね。部屋の管理でぼったくられ、マンションの管理でもぼったくられていたら収益なんて上がるはずありませんよ。きっと。