経営者に自分勝手な常識を求める愚について

 クラウドクレジット(CC社)社長が、ツイッターで顧客に対して暴言を吐いたことに対して、一部の方が騒ぎ立てていらっしゃいます。

 

 ことの発端は、あるファンド所有者のこの発言。 あくまで個人の感想ですし、内容も目くじらを立てるようなものではないのですが、この記事の中で「元本が割れる確率」のことを「毀損率」と誤用しまったものですから、CC社社長から指摘を受けてしまったようです。

 このあと、やりとりがあってブログ主さんが

ご指摘ありがとうございます。後学のためにどの部分がミスリードに当たるかご教授願えないでしょうか。

と丁寧にコメントしたところ、突然、社長が

私がリンク送ったグラフの内容が分からないなら、金融の情報発信しない方がいいっすよ。あんた、詐欺的ファンドにひっかかってしまった方のお金は消えてなくなるの分かってんの?

という暴言を吐いたため、ブログ主さんと関係のない第三者が勝手に盛り上がってしまったようです。

 

 その後、社長はブログの内容を確認し誤解に気づいたので、正式にブログ主に謝罪しています。

 原因が「毀損率」というブログ主の不適切な用語の使用によるものであること、社長がブログ主の真意も確認もせずに暴言を吐いたことから、謝罪があった時点で両社痛み分け、一件落着でよいと思います。

 

 関係のない第三者が「こんな社長のファンドは解約だ」とか暴言部分だけを切り出して拡散希望しているわけですが、この人たち、私の目には「経営者はかくあるべき」とか「お客様は神様だ」みたいな自分勝手な理想論を振りかざす非常に乱暴な人たちに映ります。

 駅員に絡む酔客や金融機関の窓口やコンビニのレジで因縁をつけ責任者を出せとわめいている迷惑な人たちと同じタイプですね。困ったものです。

 

 

 この騒動とは離れますが、世の中には、経営者は、聖人君子であるべきと思っている人が多いような気がします。でも、実際にお会いして本音の話を聞くと実際は正反対の個性的な経営者が多いものです。

 考えてみれば、彼らは周囲の反対や批判に屈せずゼロから事業を立ち上げた人たちです。いわゆる世間の常識の枠に収まらない部分があって当たり前ではないでしょうか。いわばある分野にすごい才能を発揮する"奇人変人"たちです。傑出した芸術家やアスリートと同じです。

 もちろん、事業が拡大するにしたがって経営者自身も成長していき、世間の常識の枠に収まるところも出てくるでしょうが、成長途上の人を捕まえて、自分勝手な正論を押し付ける人たちの方がよほど迷惑な人だと私は思います。

 

 

 CC社批判に同調している人たちのツイッターやブログをいくつか拝見しましたが、いわゆる属性の高い人たちが多いようです。

 そしてなぜか、アパート投資や仮想通貨投資、クラウドファンディングなど流行り物に手を出して損している方が大半でした。

 たった数人で判断してはいけないことは承知していますが、他責の傾向があり、ものごとを表面的にしか理解していないにもかかわらず反射的に行動し失敗するタイプのように思えます。こういった方はあまり投資には向いていないような気がします。どうでしょうか?

 

 

 

 いずれにせよ経営者に自分の常識を押し付けたり、自分勝手な期待をすることは止めた方がいいでしょう。きっとその期待は裏切られます。創業者やベンチャー企業の経営者のほとんどは、いい意味でも悪い意味でも「確信犯」であるということをお忘れなく。

 

(補足)

 私は現状のクラウドファンディング業界に対しては批判的なスタンスです。また、CC社や社長とは一切関係もありませんし、擁護する意図はまったくありません。