携帯値下げ騒動でひと稼ぎ

 今日は投資のお話です。

 

 先日からずっと官房長官が「電波という公的資産を使っている会社が儲けすぎるのはけしからん」「料金を4割下げられるはず」と怒っていたことに対してドコモから回答が出されました。破壊力十分な内容だったため、携帯各社は大暴落を演じました。

 

 それにしても、国が特定の企業の価格戦略に直接指示するというのもいかがなものなんでしょうね。日本が中国も顔負けなほどの社会主義的資本主義だと世界にばれてしまいました。国民の歓心を買うためには、世界からの評価など眼中にないのでしょうか。

 であれば、携帯各社よりも暴利をむさぼっているJR東海とか、グループとして巨額の利益を計上しているにもかかわらず郵便料を値上げした郵政グループにも食いつきべきではないかと思うのですが。。。

 

 話を株に戻します。基本的には、私は短期売買をしないスタイルなのですが、今回の騒動はなかなか面白そうだったので昨日NTTを購入し、今朝大半を売却しました(一部は長期保有する予定)。

 

 一昨日ニュースを見た時には「ドコモ、最大4000億円値下げ」みたいに書かれていたので、これは暴落間違いなしと思うと同時にチャンスありと閃きました。そこでNTT株にストップ安の水準で注文を出し、まんまと成功したわけです。

 

 あえてドコモではなくNTTを買うには訳があります。投資家はNTTの利益=ドコモの利益と思っているのでドコモと同じだけ値下がりするはずと読んだのです。

 かつてはドコモの利益がNTTの利益の90%近くを占めていましたが今はか66%程度です。だから理屈の上では株価への影響も小さくなるはずですが、おそらく同じくらいの率で値下がりするだろうと考えました。つまり売られ過ぎるだろうというわけです。

 

 またいくら政府の介入があったとはいえ上場会社ですから株主に不利益しかないことを発表するわけがありません。短期的には大きな影響はありますが、リカバリー策がゼロであれば株主代表訴訟で負けることが確実ですからそんな愚かなことはできません。

 そう思いなおしてニュースを調べていくと「最大4000億円の還元」という文字が目に入りました。「最大」ですからユーザーがどのプランを選ぶかによって4000億円よりは小さくなる、「値下げ」ではなく「還元」ですからポイント還元などを組み合わせる、と読めなくもありません。

 

 また「増配も続けていきたい」ということも言われているようなので株価対策も考えているように感じられまし、先々月くらいに開催された投資家向けでNTTとしてはドコモの収益が頭打ちになることを前提に次期中計を立てているという話を聞いていたことも安心材料の一つとなりました。

 

 これらのことから一日で15%も下げたらそれは下げ過ぎで、すぐに5~10%は株価が戻るだろうと推測したわけです。

 幸いなことに前日の米国の株価が上昇したこともあり、今朝5%上昇ほどしましたので大半を売却し、一か月分の生活費をいただきました。

 

 今回は、銘柄推奨でもなく、儲かった自慢話でもなく、こんな投資の考え方もあるよという意味で紹介させていただきました。

 年に何回かは市場が間違ってくれることもあります。そんなチャンスを見逃す手はないと思い、久ぶりに投機的売買に手を染めてしまいました。

 

いつものお約束ですが、投資判断は自己責任でお願いします。