「幸せなお金持ち」について考える

 ネットで「幸せな金持ちあるある」という話題を見つけました。企業経営者の方が書かれていたたように覚えています。あるあるは次の8項目。

・やりたい事に溢れている
・人望が厚く尊敬を集める
・比較的時間がある
・「足るを知る」状態で物欲から解放済み
・承認欲求からも解放済み
・お金がなくなっても付いてくる人が多い
・周りのひとを幸せにできる
・なにごとにも寛容
 なるほどなあと思いましたが、私ならここにあと2つ「・いつも笑顔や笑い声であふれている」「・本気で頑張っている人を心から応援する」を付け加えたいと思います。あわせて10個、いかがでしょう。みなさんの実感にあってますか?
 
 一方で世の中には「不幸なお金持ち」も存在します。他人の財布事情をよく知る立場にある税理士、弁護士、FPといった士業の知り合いに話を聞くと圧倒的にこちらの方が多いようです。
 
 「不幸なお金持ち」はこの10個の多くで正反対の状態にあります。物欲や承認欲求の塊、自分と異なる考え方や価値観を否定、多忙やキラキラした人脈アピール、自身の活動のすべてをマネタイズ、セルフブランディングなるキラキラワードを使い信用(もどき)を作り上げるなどなど。
 自分で成功者・お金持ちと公言しているような方にこういった行動が多くみられますが、自信のなさの裏返しなのでしょうね。
 
 こういった比較をすると、幸せなお金持ちは人生の賢者、逆の人は愚者のように思えてきます。本来、他人の評価などは幸せのモノサシにはなりえません。だから愚者でも本人が幸せならそれでいいと思います。
 でも、今のポジションを死守するために取り付かれたように必死になったり、仲間集め・信者集めに熱心で周囲を巻き込む人が少なくないので、そういう迷惑行為だけは止めてもらいたいと切に願います。
 
 
 残念なことにリアルでもネットでも「幸せなお金持ち」に出会う機会はほとんどありません(彼らには目立ちたいという発想がありません)。
 一方で、「不幸なお金持ち」は、有名なインフルエンサーセミナー講師などとしてネット上にあふれかえっています。またリアルの世界で出会うことも簡単です。土日に駅前の貸会議室で開かれる自己啓発系や投資系セミナーに行けばほぼ間違いなく出会えます。
 「不幸なお金持ち」のみなさんはなぜか無理やり仲間を増やそうとしますので、同類と思われて取り込まれてしまわないように気をつけなければなりません。甘い話や儲け話、キラキラした意識が高そうな成功者には近づかないのが一番の対策といえるでしょう。
 
 
 冷静に考えてみると、お金持ちあるあるの10項目って、大金がなくても平均的な収入や資産があれば実現できることがばかりなんですよね。まずは「幸せ」と「お金持ち」を分けて考えることから始めたほうがよさそうに思います。
 
 億単位のお金を持ってももめ事がふえるだけでしょうし上手に使いきる自信もありません。衣食住に困らず、仕事やライフスタイルを自由に選択できる程度の資産や収入があれば十分です。私はそんな「幸せな小金持ち」を目指したいと思います。
 
 今の私に一番必要なことは精神修養のようです。