自分は投資家として正しい方向に進んでいるか

 最近投資を始めた人は、昨今の不安定な市場の動きを見てとても不安になっていることと思います。今後の先行きを知りたい、今どうすればいいのか知りたいとネットでいろいろな情報を検索している方も多いことでしょう。

 

 みなさんが検索した結果、一番多く目にした情報は「まだまだ暴落は続く」といった悲観論でしょうか。それとも「来年になればまた相場は良くなる」といった楽観論でしょうか。

 どちらかに偏った情報ばかり目にした人は、投資家として間違った道を歩んでいる可能性がありますので気をつけましょう。 

 というのは、極端な情報ばかりを読んでしまうと極端な行動を起こしてしまうことが多いからです。

 悲観論に傾くと損失が怖くなりパニック売りして最悪の結果を招く可能性がありますし、楽観論を信じて一気に買ってしまうと今後も続くであろう相場変動に一喜一憂し続けなければなりません。

 

 今、一番貴重な情報は「相場の先行きなんて誰にもわからないのだから、目先の動きに惑わされず、どっしりと構えて極端な行動をとらないようにしよう」というものです。

 慌てて行動するな、積立投資は絶対に中断せず継続しよう、長期的な視点でみれば健全な調整だからあわてる必要はない、といった情報にたくさんふれているようであれば、あなたは長期投資家として正しい情報選択をしている可能性が高いでしょう。

 

 今一番必要なことは、売る・買うではなく、自分が冷静さを保てているかと、自分の取っているリスクが適正かの2点だけです。

 

 

 話を戻しますが、急いで売れ、今が買い時という情報がまったく入ってこない人も、ちょうと気をつけた方がいいかもしれません。

 いくら正論であってもいつでも正解というわけではいきません。正論のように見える意見が間違っていることもありますし、正論の中でも意見が分かれることが少なくありません。

 いろいろな情報にバランスよく接しどれを信じるかを自分で決めることが一番大切だと思います。感覚的になりますが、楽観論、正論、悲観論が2:6:2くらいで流れてくる人は、よい情報源のバランスが取れていると思います。

 

 

 株も為替も不動産も、ここ数年は信じられないほど堅調な動きで、無茶をしていない投資家ならだれでも儲かった恵まれた時代でした。現在の市場変動の方が当たり前で、ここ数年が異常だったのです。こんな動きがしばらく続くかもしれませんが、そのうちに慣れてきますから、あまり心配しないでください。(ただし心配すぎて夜も眠れない、仕事が手につかない人はリスク過多ですから少しリスクを減らすべきでしょう)

 

 ここ数年投資を始めた人にとっては、今回の"ブラッククリスマス"は長期投資家としての経験値を上げるための最高のクリスマスプレゼントになったのではないかと思います。