予測は外れるためにある

 まだ今年は24分の1しか終わっていないのですが、プロの皆さんがそろいもそろって株価&為替予測を盛大に外していらっしゃいます。

 

 図書館で斜め読みしただけですから、正確な数字ではありませんが、プロの予測のすばらしさの一端を報告させていただきます。

 

 まずは、ダイヤモンドZAI2月号。「日経平均&マザーズ指数をプロ100人が予測!」に始まり多くの予測が載っています。
 が、年始早々の株式市場乱高下とまさかの円高のおかげで、1月15日現在で日本株も為替もすでに8割前後の専門家の予測範囲をオーバーしてしまいました。目も当てられません。

 では、天下の日経は。。。年初に日経ヴェリタスでマーケットのプロ79人の予測が掲載されています。果たしてその結果は・・・こちらも日本株も為替も約半数が予測範囲を超えてしまいました。

 

 ZAIは8割が外しているのに、日経は5割なので日経の方が信頼できるですって?確かにZAIは評論家など微妙なプロが含まれているのに対し、日経陣はアナリスト、ストラテジスト、ファンドマネージャーなどより専門性の高いプロフェッショナルが揃っています。さすがは日経の選んだプロといいたいところですが、よく見れば・・・恥をかかなくて済むように(?)予測レンジを広くしているだけのようでした。残念。


 それにしても専門家のみなさまは、わずか数営業日で予測が外れてしまって何も感じないのでしょうか。

 本来ならこのような混乱が続く市場環境下でこそ、AIなどの最新テクノロジーと豊富な専門知識、資金を活用できるプロが、ぴたりと予測を当て「さすが」と称賛されてほしいものですが、残念ながら無理だったようです。


 確か2008年のリーマンショックの年もほぼ全員外れでしたし、2015年のチャイナショックの時も1月末時点でほぼ全員が見事に予測を外していました。あれからまったく進歩がないところが残念ですね。

 

 ということで、専門家の予測なんてものは、朝の情報番組の「今日の運勢」くらいの価値しかないということです。信じるか信じないかは自由ですが、何の役にも立たないことだけは忘れないでください。

 それはそうですよね。そんなに正確な予測ができるプロ中のプロならサラリーマンなんか辞めてにとっくに独立し運用のプロとして名声を築いているはずです。

 

 「予測ビジネスで儲ける人々」という本によると、あらゆる予測は外れるものであり、例外的に信頼できる予測は人口動態と72時間以内の天気予報だけだとぶった切られています。

 つまり市場予測も「予測」と呼ぶに値するものではないということです。「予測」という文字を見かけたら「予想」(予め想う)か「予感」(予め感じる)くらいの希望的観測だと思ってください。

 こんな情報を得るために雑誌や新聞を購入するのは、時間とお金の無駄ですよ。

 

 ということで結局専門家は、当たらない予測を売って生計を立てているおじさんたちということでよろしいのではないでしょうか。