引っ越し代を安くする必殺術 前編

 賃貸物件の下見をしている親娘連れの姿を見かけるようになりました。まもなく引っ越しシーズンが始まります。

 さて、引っ越しといえば引っ越し費用のことが気になります。とくにここ2年ほど、人手不足も手伝って個人向けの引っ越し料金はうなぎのぼりです。

 その時に頼りになるのが比較サイトなどのネット情報といいたいところですが、社会人になってから10回以上、無駄に引っ越してきた私から言わせればネット情報は正直言って物足りなく感じてしまいます。

 

  最近は、交渉するどころか引き受けてもらえるかどうかという方が重要になってきてはいますが、やはり引っ越し代は一番気になるところのはず。ということで経験談を交えながら必殺術を書いてみたいと思います。

 転勤で会社が無条件に払ってくれる人には役立たないでしょうが、家を買ったとか、転職したとか、個人的な理由で引っ越す人は知っておいて損はないと思います。

 

 

 引っ越し代の節約を考える前に、まずはしっかりと決めておかなければならないことがあります。それは、価格、リスク、サービス品質のどれを最優先するか、3つのバランスをどう考えるかについてです。

 

 リスクとは、決められた時間までに引っ越しが終わらない、荷物が途中で紛失・破損する、など想定されるトラブルのことです。サービス品質は荷物の積み下ろしの丁寧さ、オプションの種類と価格、トラブル時の対応力、補償水準などです。

 

 運送業というのは、モノを運ぶ仕事と思われていますが実はクレーム業なんですよ。頼む側は「うまくできて当たり前、何か起こるとお前が悪い」と思いがちです。でも実態は違います。程度の差はあれ、必ず何かが起こるものです。

 そんなにみなさんが要求するサービスレベルって実は簡単なものではないんです。到着時刻だってずれますし、箱に潰れが生じたり、家具に気にならない程度の小さな傷がついくことって一定の確率で必ず発生するんです。

 

 だから、引っ越しに求めるものが何かを明確にし、サービスに見合った対価を払わないと後で嫌な思いをすることだけは忘れないでください。 

 何が何でも価格優先にしたいのなら、それを売り物にした業者に頼むか、車を借りて人手を確保し自分で引っ越してください。それが一番安上がりです、で話は終了です。 

 サービスや品質をどこまでこだわるかは人それぞれの考え方次第ですので、ここでは言及はしません。

 

 さて、次にいよいよ引っ越しを安くするための方法ですが、まずは事前準備です。一番大切なことは、当たり前なのにできていない「荷物を減らすこと」。

 荷物を整理すれば4トン車1台で済むところを、とりあえず全部持って行ってあとで整理しようとなんて考えると2トン車+3トン車が必要なんてことになりかねません。それだけで費用は大きく増加してしまいます。

 また、荷物の量だけでなく、重量にも気をつけてください。最近はあまりいないとは思いますが高級家具や書籍を大量にお持ちの方の場合、スペースは余っているのに重量オーバーになるのでもう一台必要なんてこともまれに起こりますから。

 

 ということで、家は住むところ(ハウス)であり、倉庫(ウェアハウス)ではありません。引っ越しを機にできるだけ整理することを心がけましょう。二度と手に入らないものや思い出の品でないかぎり、2・3年使っていない服や物は全部処分・換金してしまいましょう。ほとんど後悔することはないはずです。

 引っ越しも楽になり、家の中もすっきりし、引っ越し代も安くなり、家財保険も少なくできていろいろとお得ですよ。

 

 って、ここまで全然必殺術になってませんね。すみません。後編は頑張ります。