かんぽ保険の違法販売に対する違和感

 ちょうど今、クロ現で放送されているみたいですね。私は見てませんけど、TLにこれは酷い、明らかに犯罪だというコメントがいくつも流れてきています。よほどのことなんでしょうね。

 

 さて、今回の件について2つ気になることがあります。一つはマスコミの報道姿勢、もう一つは従業員の責任逃れ的な発言の数々です。

 

 マスコミについてはいつもゴミ扱いしてますので、あえて触れません。従業員の発言に対する違和感について述べさせていただきます。

 

 一連の報道の後、新聞をはじめとするマスコミ各社に社員からの投書が多く寄せられているそうです。また、SNSでも郵政グループ社員たちのコメントが目につくようになってきました。

 

 それらを読んでいて気になることがあります。

 マスコミへの投稿はマスコミの力を借りて上司へのうっ憤を晴らそうとしているようにしか見えないんです。また、SNSの「悪いのは経営者であって末端社員はまじめに頑張っている」的なコメントも悪質な言い訳にしか思えません。

 

 もちろん入社1、2年目の社員や非正規雇用の人ならば仕方ないけれど、「以前から行われていた」とか書いているので発言している人の多くは中堅以上の人でしょう。そんな人が自己保身的な発言をするのはいかがなものでしょうか。

 

 残念ながら、彼ら自身が世間の常識からかけ離れていることに気づいていないようです。もちろん従業員も経営者と同罪だなんていうつもりはありません。でも、悪いのは経営者だと開き直り被害者面されると、控えめに言って違和感、正直に言えば嫌悪感を抱かざるを得ません。

 

 仮にも上場企業グループですから立派な内部統制システムや内部・社外への通報制度はありますよね、監査役ヒアリングや社内アンケートなどもありますよね。元国営企業なんだから経営に物申す強力な組合もあるでしょう、最悪の場合、金融庁にチクることだってできるわけです。

 マスコミやSNSで文句を言っている社員のみなさんは自分でどんな行動をとったのでしょうか?まさか、なんの行動も起こしていないのに従業員は頑張っている、悪いのは経営者や管理職だと責任転嫁なんかしてませんよね?(と信じたい)

 

 「頑張っている」ことと「悪い」ことは関係ないんです。まじめに頑張ってしても悪いことをしたらダメです。少なくとも現時点で外部に情報発信するのであれば被害者の方々に対するお詫びや反省の言葉ではないでしょうか。

 

 保険の押し売り、他人の名義を無断で使った自爆契約、事実を告げない転換の強制など今に始まったことではないですよね。ノルマがきつくなって暴走したのは民営化以降かもしれませんが、ずっと以前から黒に近いグレーなことが行われていたことを知らないとは言わせませんよ。

 

 それでも全部、経営者と管理職が悪いんでしょうか。上司に詰められるから、ノルマが厳しいからという理由で違法な営業をしたり、それを見過ごしてきたた従業員のみなさんは被害者なんですか、責任はないのでしょうか。私には大いに疑問です。

 

 さんざんかんぽ生命を批判しましたが、他社にも言えることです。大手証券、銀行、生命保険でも高齢者への”不適切”な販売、リテラシーの低い人へのぼったくり商品の押し売り、今でも公然と行われていますよね。みんなやってるのに誰も声を出しませんよね。ノルマを言い訳に、金のために魂を売っていませんか?

 

 金融庁も例の報告書で金融機関に対する警告を発していましたが、あれくらいではきっと治らないでしょう。覆面調査員でも雇って毎年抜き打ち調査したらどうですかね。そして、全国規模で不正が行われていたら、営業停止にしたらいいんですよ。

 

 そうしたら危機感を抱いた従業員も声を上げるでしょうし、それができない会社はほぼ全社アウトになって業界の浄化が進むんじゃないでしょうか。

 

 本来、優秀なひとが集まっている業界ですからあるべき姿に立ち戻り、年金不安問題をはじめとする社会問題の解決に貢献していただきたいものです。

 

(今日は怒り全開モードで、まとまりのない超長文になってしまいました。)