かんぽ問題 役員解任と株主代表訴訟はいかが?

 前回は少し言い過ぎたかもしれません。ただ、身内に金融機関に騙された人がいるものですから、この手の問題には過剰の反応してしまうのです。お許しください。

 

 それにしても次から次へといろんな問題が出てきてまだしばらく騒動はおさまりそうにありませんね。どうやって幕引きをするのか、乞うご期待といったところでしょうか。

 

 前回書いたように、従業員のみなさんにおかれましては、つまらぬ言い訳などせずに(悪さをしていた一部の人間を除き)これまでどおりまじめに日々の業務を行うとともに、社内で自浄作用が働くように自覚をもって主体的に取り組んでいただければと思う次第です。

 

 マスゴミのみなさまにおかれましては、末端の個別の極悪事例を延々と取り上げ溺れた犬に石を投げるような真似はそろそろ止めていただきたいと思います。マスゴミではなくマスメディアだと思っているのであれば、金融機関全般のコンプライアンスやガバナンスといった観点から、どうあるべきかを論じていただくと少しは世間の目も変わると思います。

 

 

 そうそう、先日日経に出てましたが、顧客本位の営業に改めたところ、投信の販売が激減したそうですね。

 売っていた投資信託の半分以上が顧客の為ではなく、ノルマの為だったんでしょうか?そういわれても仕方ない数字ですよね。

 メガバンクですらこの体たらくですから、地方銀行、証券会社、保険会社といったコンプラ上等の業界は推して知るべしといったところでしょう。マスコミさんも客のふりして潜入調査をして悪事を暴いてくださいな。 

 

 

 最後に政府・金融庁にも一言申し上げます。スルガにしてもかんぽにしても、個別問題として蓋をしたい気持ちはわかりますが、それでは永遠にもぐら叩きが続くだけです。そろそろきちんとカタを付けましょう。

 

 

  かんぽ生命の件に対しては金融庁が調査して業務改善命令を出すことも必要でしょうが、株主として親会社である日本郵政の臨時株主総会の招集を求め、そこで経営責任を問うてください。

 一部とはいえ犯罪行為を行っていたわけですから経営責任を明確にすべきです。上場企業として必要な内部統制を整備せず、コンプライアンス違反を助長するような報酬体系やノルマ体質が放置され、内部通報制度なども形骸化していたわけですから言い訳の余地はありません。

 ぜひ、臨時総会には日本郵政筆頭株主たる財務大臣が直々に出席して、株主の前で責任を追及のうえ取締役解任の株主提案をしてもらいたいと思います。それからぜひ株主代表訴訟もお願いします。

 

 

 日本郵政、かんぽ生命の役員の顔ぶれを確認してください。大半が大手金融機関出身者です。彼らが過大なノルマや違法行為を見て見ぬ振りする社風を持ち込んだ張本人ですから、出身母体である大手金融機関各社でも同じようなことが行われていると考えるほうが自然でしょう(さきほどの投信の販売激減データがその証左です)。

 

 今回、取締役解任や代表訴訟といった行動をとれば、身に覚えのある他の金融機関も他人事と高みの見物などできないはずです。コーポレートガバナンス云々といっている政府の方針にも合致しますし、無駄な規制や不透明な行政の指導ではなく透明性の高い解決方法でもありますのでぜひ検討してください。

 

 マスコミや野党のみなさんも、こういう観点から政府を追及し対案を出せば世間のみなさんからの評価が少し良くなるのでは?