これこそ、正真正銘の大暴落

 ダウや日経平均が500ポイントくらい下げただけで、マスコミは暴落、暴落と騒ぎます。そのたびに、私を含む長期投資家はこんなのは暴落でもなければ調整でもない。単なる誤差だと反論します。

 

 老婆心からつい「慌てるな、こんなのは誤差にもならない」とつぶやくわけですが、残念なことに、血気盛んな怖いもの知らずの投資家から「また、金融老害が湧いて出た」と揶揄されてしまいます。

 

 まあ、リーマンショック後に株や不動産を始めた投資家から見れば、年寄りの説教にとか聞こえないので仕方ないのですが、「おやじの小言と冷酒は後で効く」という言葉もありますので、心の片隅にとどめておいてほしいものです。

 

 

 話は変わりますが、西日本には大型台風が近づき直撃の恐れが高まっています。世界の金融市場にも大型台風が近づき、一部で大きな被害が発生しました。

 日本を含む先進国の株や為替も大変ですが、何といっても旬なのはアルゼンチンでしょう。

 


 いやぁ、本当にすごいですね。一日で株価が4割、通貨が25%下落ですよ。外国投資家が保有する株価は、ドルベースで6割近く減少したことになります。これこそ、正真正銘の大暴落です。

 

 日本の投資家が直接アルゼンチン株を持っている可能性はほとんどないでしょうが、新興国ファンドみたいなのを通じて間接的に所有している投資家は少なくないでしょう。所有している個人投資家企業年金の理事の方はお盆休みを気分は吹っ飛んでしまったのではないでしょうか。

 

 

 そういえば一昨年の年末には仮想通貨バブルの崩壊、昨年の今頃は、トルコリラによる真夏の大虐殺がありましたね。年に一回くらいは世界のどこかで本物の大暴落が起きるものです。

 

 最近の大暴落は、幸いなことに日本の投資家にあまり影響のないところで発生しました。だからといって俺には関係ないとは言っていられません。

 米朝貿易戦争による中国景気の減速、香港の混乱、中国・韓国の通貨安と、日本の近くでも暴落の引き金になりかねない火種はたくさんくすぶっています。

 

 これから年末にかけても、ハードブレグジット、消費税増税など見て見ぬふりをしてきた悪材料が否応なく目に入ってくるでしょう。そう考えると今よりも株価が大幅に上昇する可能性よりも、乱高下(最悪、大きく下落)する可能性の方が高いように思えてなりません。大型台風の直撃も可能性も否定はできないのです。

 

 先のことがどうなるかは誰にもわかりませんが、年初に書いたとおり、シートベルトをしっかりと締めて安全体勢を保つように心がけましょう。(※過大なリスクを取っている人は適正な水準に、適正な水準の人はパニック売りだけはしないように)

 

 まあ、金融老害と笑う人はどうぞ勝手に笑ってください。なんと言われようと私は自分のペースを守って、あと30年株式市場で生き延び続けてみせますから。

 

 

 こういう市場環境の時は賢者の言葉を思い出しましょう。

  「第一の法則 損をするな

   第二の法則 第一の法則を忘れるな」